2020年07月08日

No 5678   【人間は「理由」を知りたがる】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【人間は「理由」を知りたがる】

ロルフ・ドベリ―氏の心に響く言葉より…



行動に「理由を添える」だけで、その行動は周りからの理解と譲歩を得やすくなる。
驚くべきことに、その理由が意味をなしているかどうかは重要ではない。
「〇〇なので」というだけで、その行動が正当化されるのだ。

「ご迷惑をおかけします。道路工事をしています」という看板は何も伝えていない。
高速道路で行われている工事といえば道路工事以外にはないのだから、窓の外を見れば何が起きているかはすぐわかる。
それでも、理由が書かれているだけで、私たちの気持ちは落ち着く。
逆に理由がないだけで、いらいらさせられる。

ある日、フランクフルト空港で一向に搭乗手続きが始まらなかった。
すると、こういうアナウンスが入った。
「ルフトハンザ航空1234便は約3時間の遅れとなる見込みです」
私はゲートまでつかつかと行き、航空会社の女性に理由を尋ねた。
しかし返答はなし。

私はひどく気分を害した。
乗客を待たせるだけでなく、理由すら知らせないとは何ごとか!
同じ飛行機の遅延でも、別のときはこんなアナウンスが入った。
「ルフトハンザ航空5678便は、運行上の理由により、約3時間遅れる見込みです」
曖昧(あいまい)きわまりない理由だが、私やほかの乗客を落ち着かせるには十分だった。

人間は「理由」を知りたがる。
たとえ根拠のない理由であっても、私たちには理由が必要なのである。
人の上に立つ人間は、そのことをきちんと理解している。
「理由」を告げなければ、社員のモチベーションは低下する。

あなたが経営する靴メーカーの存在意義は靴をつくることにある、と言うだけではだめなのだ(靴メーカーはまさにそのために存在しているのだが)。
たとえば、こうした経営理念を掲げなくてはならない。
「当社の靴で市場に革命を起こす」(よくあるのは、こんな感じだろうか)、あるいは「女性の足もとを飾ることで、世界を飾る」などというのもいいかもしれない。

株式市場が0.5パーセント上昇しようが、評論家は決して真実を書かない…実際には市場の動きなど無関心でかまわないのだが。
株式市場の変動は、株価が値動きを繰り返した結果、偶然に生じたものにすぎない。
それでも、読者には理由が必要なので、評論家はその理由を提供する。
そこで何を語るかはまったく重要ではないのである(理由としてよく使われるのは、「中央銀行総裁の発言」だ)。

あなたが納期を守れなかった理由を訊かれたときには、こう答えるのが一番だ。
「あいにく、まだそこまで手がまわらなかったもので」
まるで理由になっていないが、多くの場合それで受け入れてもらえるだろう。

あるとき私は、妻が洗濯するときに、黒っぽい色の服と青っぽい色の服を入念に分けているのを見た。
私に言わせれば意味のない行為で、少なくとも学生時代から現在にいたるまで、いっしょに洗って困ったことは一度もない。
「どうして青いものと黒いものを分けるんだ?」と私は尋ねた。
「分けて洗うほうが好きなのよ」私にはその答えで十分だった。

結論。
理由は必要である。
「〇〇なので」というちょっとした言葉は、人間同士の潤滑剤の役割を果たす。
こまめに洗おう。

『Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法』サンマーク出版

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優れたリーダーは、何かを部下に頼むとき、必ず理由をいう。
「なぜその仕事をやる必要があるのか」「なぜその仕事を急いでいるのか」「なぜその仕事が重要なのか」という理由やその仕事の背景を伝える。
「このプロジェクトに社運をかけている。我が社が大きく黒字化するための大きなチャンスなんだ。」
と、具体的な数字をあげ、これが達成出来たら、こうなるというビジョンを明示する。

お店に貼ってあるポスターにしても同じだ。
たとえば飲食店で「お水はセルフサービスでどうぞ」と書くより、「名水で有名な〇〇山の湧き水が、キンキンに冷えてます」と書いたほうが、「これは特別な水なんだ、この店は気がきくな」、と思うかもしれない。
セルフサービスという言い方はあくまで店の都合で、お客様が欲する「理由」ではない。
また、「本日は臨時休業させていただきます」というより「社員スタッフ研修のため、本日は休業とさせていただきます」と言う方がお客様の納得性は高いし、しっかりした会社だと思ってもらいやすい。

誰かに何かを頼むときは、どんな小さなことでも、そこに理由を添えたほうがいい。
その理由に納得性があればあるほど、その人はやる気になる。

誰かに何かを頼むとき…
しっかりした理由を明示できる人でありたい
posted by Dr.モーリィー at 06:38| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

2020年07月07日

No 5677   【好き嫌いがハッキリしている人ほど、人間関係で悩む】

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【好き嫌いがハッキリしている人ほど、人間関係で悩む】

精神科医、斎藤茂太氏の心に響く言葉より…



好き嫌いは、誰でもある、人間としての普通の感情です。
人でもモノでも好きになるということは、気持ちのいいものです。
この「好きになるという感情」が、人生を楽しくします。
しかし、好きと言う感情が、強くなればなるほど、嫌いという反対の感情が密かに頭をもたげてきて、その結果、ときには悩みの種(たね)に発展してしまうのです。

これはどういうことかというと、好きという感情が、嫌いという感情を排斥(はいせき)しようとするために起こるこころの葛藤です。
逆の場合もまた同じです。
どちらかの感情が強くなればなるほど、両者は仲違(なかたが)いを起こし、一方を受け入れなくなるのです。
何々が最高だ、とハッキリ言う人ほど、何々は大嫌いだ、とハッキリ言いたがります。
好き嫌いがハッキリしているということは、人間関係においては、他人に容赦がない、一分の隙も許しがたい、ということになりやすいのです。
こうなっては、人間関係がスムーズにいかないのは当然です。

それでは、どうしたらよいのでしょうか。
私が、いろんなところで言っている、「完璧主義の弊害」が、ここでもはっきり見えてきます。
人間関係で考えてみましょう。

欠点がないから、その人が好きだ、といういい方は危険です。
これでは、完璧を愛するという方向に進みますから、その人の欠点が少しでもわかってくるようになると、好きだった気持ちが、一気に、嫌いに方向転換してしまう危険があるというわけです。

逆に、その人の欠点に魅せられることは、しばしばあります。
この、欠点を好むという気持ちを、心理学では「救助願望」と呼びます。
ここではすでに、こころのバランスを重視する人間的配慮が見られます。
一分の隙も許さないという、極端な好悪の感情は、陰を潜めているのです。
ですから、相手の欠点に魅せられたという人は、人間関係もこじれることは少なく、とても幸せだと思います。

かくして、好き嫌いという、万人共通の感情が、極端に走らないことがいかに大事かということがおわかりいただけたと思うのですが。
終わりにあたって、素晴らしい言葉をご紹介します。
名高いフランス文学者であられた河盛好蔵(かわもりこうぞう)さんのある著書から見つけました。

「食べ物の好き嫌いが多い人は体が弱い。人に対して好き嫌いの多い者は心が狭い」

『人生に必要な100の言葉 (青春文庫)』

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何かを継続することが上手な人は、そのことに対する思い入れが強い人、という印象があるが、そうではない。
思い入れが強い人、何かを好きすぎる人は、完璧を求める人だからだ。
完璧主義の人は、ちょっと自分の気に入らないことが起きると、容赦なく非難し、嫌いになる。
だから、続かない。

世の中の問題のほとんどは、どっちでもいい問題だ。
神戸の近くの有馬街道に「右も左も有馬道(ありまみち)」という石碑がたっている。
「どちらを行っても最後に合流する」という案内だ。
どちらに決めようと、結局は有馬道のように、同じ道に行き着く。

人生の大事な決定は、たいていは右か左か、やるかやらないかの二者択一だ。
悩みに悩んだ末の選択は、どちらに転んでもそう大差はないということ。

松下幸之助翁のように、「学歴がなかったから成功した。ありがたい」と思う人もいれば、いい学校へ行ったがうだつがあがらず、毎日不平不満を言って鬱々(うつうつ)とした人生をおくる人もいる。
「学歴がなかったので、なにくそと人一倍勉強したことが成功につながった。ありがたい」、「貧乏だったから貧乏を抜け出したいと思い成功した。ありがたい」、「病弱だったから人に任せることをおぼえて成功した。ありがたい」と松下翁は言う。
つまり、学歴があるかないか、貧乏かお金があるか、病弱か健康か、ということも人生においてはどっちでもいい。

置かれた状況や環境に文句を言わず、黙々とやるべきことをやり続けることができる人が、人生の成功者となる。
置かれた状況に文句を言うのではなく、それをどう捉えるのかが問題なのだ。
つまり、そこに「感謝」があるか、「おかげさま」の気持ちがあるか。

人生の多くの問題はどっちでもいい。
好き嫌いにエネルギーを猛烈に使うのではなく…
それをどう捉えるか、どう考えるかという、見方を切りかえる。
そして、猛烈に使うべきは「感謝」と「おかげさま」。

なにごとに対しても、「おかげさま」の気持ちで生きてゆきたい
posted by Dr.モーリィー at 06:45| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

2020年07月06日

No 5676   【欠点を含めてあるがままを愛する】

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【欠点を含めてあるがままを愛する】

ひろさちや氏の心に響く言葉より…



「愛とは相手に変わることを要求せず、相手をありのままに受け容れることだ」
現代イタリアの劇作家ディエゴ・ファブリの言葉である。

わたしは、この言葉は「愛のリトマス試験紙」になると思っている。
恋人どうしの愛であれ、夫婦の愛であれ、親子の愛であれ、一度このリトマス試験紙によってテストしてみるとよい。
そうすれば、それが本物の愛であるか否かが分かるであろう。
たとえば、恋人どうしで、食事をするときの相手の食べ方がいやだと悩んでいる人がいる。
どうしたら相手を変えることができるか…と質問されることが多いが、それのような質問が出てくるのは、その人が相手を愛していないからである。
相手を支配しようとしているのであって、それは愛ではないのである。
自分が変われないのであれば、その相手との恋はやがては冷めるであろう。

夫婦のあいだも同じである。
二人は夫婦になってしまったのだから、その結婚を解消したくないのであれば、互いに相手を変えようとしてはいけない。
自分のほうが変わろうとすべきである。
それが結婚をつづけさせるうまいやり方である。

親子の関係だって、同じことがいえる。
親は自分の希望を押しつけて、子どもを変えようとする。
親から見た「いい子」にさせようとするのだが、それは親が子どもの支配者になろうとしていることである。

真実の愛情を持った親であれば、あるがままの子どもを受け容れるのが、真の愛だかである。
わが子の成績を一方的にしかる親は、所詮は支配者と知るべきである。

『捨てちゃえ、捨てちゃえ (PHP文庫)』

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ひろさちや氏は「欠点を含めてあるがままを愛する」ことが必要だという。
たとえば、こんなエピソードを紹介していた。
『「これで袴(はかま)をつくってくれ」と夫が妻に新しい布を渡した。
「どのような袴がよろしいでしょうか」と聞く妻に、「いまはいているのと、同じにしてくれ」と、夫は言った。
そして、妻がつくった新しい袴には、現在のとまったく同じに、つぎがあてられていた。
中国古典の「韓非子」に出てくる話である。

人間は矛盾した存在だ。
いい面もあれば、悪い面もある。
いや、長所・短所といったものは他人が見た勝手な評価であって、見る人が違えば理想が欠点になり、欠点が理想になるだろう。

人間は理想と欠点をミックスした存在だ。
理想の人物像を設定することは、欠点のない人間をつくろうとするようなものだ。
それはまさに、新しい袴をつくるのと同じである。
袴であれば、つぎのないものがつくれても、現実の人間は古い袴と同じで、あちこちに穴があり、つぎがあたっている。
つぎのない新しい人間をつくることは、絶対にできないことである。
欠点があってこそ、その人の長所がある。
その人は、その人の生き方しかできないのだ。
わたしたちは、現実にあるがままのその人を、しっかりと愛することを学ばなければならない。』

「あの人はすごい人だ」、と多くの人から思われ、尊敬され、世間からも認められているような有名な人も、長年つき合い、食事をプライベートでするくらい親しくなると、意外と欠点も見えてくるものだ。
その欠点が見えてきたとき、離れて行ってしまう人と、今まで通りなんのくったくもなくおつき合いできる人もいる。

どんなに理想的な人であっても、人間である限り、必ず欠点はある。
あまりに正義感がありすぎると、相手を裁くようになる。
欠点を非難し、許さないのだ。

小林正観さんは、「ボーッとすること」「ピリピリしないこと」が大事だという。
禅に「閑古錐(かんこすい)」という言葉があるが、まさにこの「ボーッとすること」を言う。
閑古錐とは、古くて先がまるくなり、使えなくなった錐(きり)のこと。
「鈍(どん)」の人だ。

この閑古錐の反対は、目から鼻に抜けるような鋭い人、「聡明才弁」の人だ。
聡明才弁とは、頭が切れて弁の立つ人のこと。

「欠点を含めてあるがままを愛する」
ボーッと生きることも時には必要だ
posted by Dr.モーリィー at 06:21| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

2020年07月05日

No 5675   【他者からのオファーやリクエストがない人生】

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【他者からのオファーやリクエストがない人生】

明治大学教授、齋藤孝氏の心に響く言葉より…



トヨタ自動車元会長の奥田碩(ひろし)さんは、大学卒業の1955年、景気がドン底で「卒業生の三分の二は就職できずに留年」するような状態だったと語っている。
選り好みなどできない状況で、採ってくれるというのでトヨタ入社を決めたという。
自動車が好きだったわけでも、企業としての成長性を見込んだわけでもなく、たまたま自分に用意された環境のなかで勝負していったケースだ。

セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長は、大学に入るときには政治家に憧れていたそうである。
だがやがて政治に興味を感じなくなり、ジャーナリストになろうかと考えて、新聞社を受けたが面接で落ちてしまって、父親のつてで家の光協会に入ることになった。
当時、農家向けの雑誌『家の光』は百万部以上の大雑誌だった。

ところが、突然、新卒は採らないことになり、いわば内定取り消しのようなことになってしまい、結局、出版流通会社の東京出版販売(現トーハン)に入社したという。
やがて東販を辞めてイトーヨーカ堂に入ってという転身の決断の一つひとつは自分でされたに違いないが、ビジネスキャリアの始まりは、やはりたまたま与えられた状況のなかで自分は何をしたらいいかを見きわめて、精一杯の努力をすることだった。
自己中心性を脱して、流れにまかせるということが、いまの若い人たちにはむしろ必要な要素ではないだろうか。

WBC「侍ジャパン」の監督も務めた原辰徳監督が座右の銘とするのは、「人生他動的」という言葉だ。
西鉄ライオンズの黄金期の名監督であった三原脩(おさむ)さんの言葉で、それを巨人コーチ時代の中西太さんから教えてもらって、この言葉を噛みしめるようになったそうだ。
他動的な要素に柔軟に対応して、過去の経験を活かして実力を出していくことで、仕事のスケールがどんどん大きくなる。
なにごとも、すべて自分の意思で判断して動くんだと考えるのではなく、自分にふり向けられたことを受け入れていくなかで、可能性は拓かれていくものだとぜひ意識してほしい。

逃れようのない関係性のなかで出されるミッションとかオファーとか、いわば「雑菌ふりかけ」がなくなったときには、自分を広げていくのがものすごく難しい。
他者のリクエストがまったくない生活だと、どんな人も伸びにくい。
ひたすら内にこもって勉強して、ものすごい実力をつけて社会にデビューするという一発逆転的な展開もまったくないとは言わないが、「夢」のような話だ。

私は期せずして大学院に十年近くもいたために、他者からのリクエストがまったくない生活に陥ってしまった。
誰も何も求めてくれない。
大学院も五年だ、八年だとなってくると、もう誰も何も声をかけてくれなくなる。
当たり前だ。
三十ぐらいになりながらまだ何者でもない男に、誰も何も要求する気はなくなる。
雑菌すらふりかけてくれない。

リクエストしてくれれば、声をかけてくれればできるのに、言われなくなってしまった、誰も自分に期待していないという状況はつらい。
社会と完全に隔絶してしまい、自分の存在感さえも危ぶまれるような状況。
本当に閉塞感に苛(さいな)まれた。

そういう不全感が長かったので、人は他者から求められている実感がないと、こんなにもやさぐれるんだということを、身をもって知っている。
だから、雑菌をふりかけてもらえるようなところにいつも身を置いておかないといけない、わずらわしいことからも逃げてはいけない、と声を大にして言いたい。
会社はわずらわしいながらもいろんなオファー、ミッションがある。
雑多で面倒くさいことも、ふりかけられているうちが花だ。
そのうち、誰も雑菌もふりかける気がしなくなる。

『雑菌主義宣言!』文藝春秋

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他者からのオファーやリクエストを、面倒だからと絶対に引き受けない人がいる。
子供の学校のPTAの役や、近所の自治会の役、同窓会や趣味の会の世話人や幹事などだ。

会社に在籍しているうちは、会社からは否応なしにオファーはくる。
だが、会社以外の地域社会で、役を頑(かたく)なに引き受けない人は、何年か後には、他者からのオファーやリクエストはほぼなくなる。
「あいつに頼んでも絶対に引き受けないし、頼んでも気分悪くなるからよせ!」と言われるようになるからだ。
そして、そういう人には、会社を辞めた後、寂しい人生が待っている。

昨今、コロナ禍により、都会から地方へという流れも起きそうな風潮がある。
しかし、地方の良さは、人間付き合いの面倒なことも含めての良さだ。
地域に根差した人たちが、膨大な努力をして、地方の良き風習や、祭り、環境美化、自治会などの活動を守ってきた。
地域社会に住む以上、いいとこどりだけをすることはできない。

人生はほぼ、他動的人生だ。
他動的とは、自らの意思によらず、他から動かされることを言う。
自らの意思によるものではなく、動かされる。
つまり、オファーされたり、リクエストされる。
それを楽しめなければ、苦痛になるばかり。

「頼まれごとは、試されごと」
他者からのオファーやリクエストのない人生ほど寂しいものはない。
なぜなら、それは、まわりに無視されているのと同じだからだ。

オファーやリクエストを、気持ちよく引き受けることができる人でありたい
posted by Dr.モーリィー at 09:29| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

2020年07月04日

No 5674   【人から悪態をつかれたとき】

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【人から悪態をつかれたとき】

小林正観さんの心に響く言葉より…


もし皆さんが家に帰って、夫(妻)から「お前(あんた)バカじゃないの」と年間400回ぐらい言われているとします。
すると皆さんは「バカ」と言われると瞬間的にムカッとして頭にくるでしょう。

それを今日の今この瞬間に「バカと言われると嬉しいのよね。バカと言われるたびに私、元気になってエネルギーが湧いてくるのよね」と思ってみてください。
自分でそう決めてしまうのです。
すると、本当に「バカ」と言われるたびにエネルギーが湧いてきます。

では、私が皆さんにこれから五つの悪態(あくたい)をつきます。
皆さんは何を言われてもニッコリ笑って「ありがとう」と言ってください。
そして、「今これからどんな悪態を聞いても、それは全部自分にとってよいエネルギ―になり、楽しいエネルギーになって自分を元気にしてくれるんだ」と思ってください。
さあ、今、そのスイッチをカチッと入れてください。

用意、カチッ!
入れました。
入れましたね?

では、5つの悪態をつきますよ。
それを全部、「ああ、うれしい。ああ元気になる。ああ、すばらしい言葉だ」と思うのですよ。
では、行きますよ。

やーい、一重まぶた。
やーい、二十あご。
やーい、三段腹。
やーい、四十肩。
やーい、ゴージャスなウエスト回り。

どうですか?
元気になりましたか?
元気になったでしょう!
今のように悪態をつかれたときに、「そういう言葉を聞くと、私、元気になるのよね」というふうに自分で決めてしまうと、人間の体は全部そうなります。

つまり、痛みが痛みとして独立して存在しているのではなくて、自分の受け取り方で物事がすべて変わってしまうのです。
人間の体の高度な機能というのは、これほどすごいものなのです。

『宇宙を味方にする方程式』致知出版社

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『おしえて!イチロー先生』という、元プロ野球選手のイチローさんが答える動画シリーズがある。
その中に、「他人から嫌われるのは怖くないですか?」という質問があった。

イチローさんの答えは…
「僕、他人から嫌われるの大好きなんですよ。
大好き。
だって、その人たちは僕に対するエネルギー、半端ないでしょ。
興味がないことが一番辛いんですよ、僕にとっては。
無関心が一番辛いですね。
大嫌いと言われたらゾクゾクしますよ。」

昨今、ネットでは多くの誹謗中傷がある。
匿名性がそれを助長している。
身元が特定された人は、たいてい「軽い気持ちだった」などという。

ほとんど犯罪行為だが、これと相対するには相当の時間がかかることを覚悟しなければならない。
もちろん、法的手段も必要だが、解決までの長い時間に心が折れないことが大切だ。

心が折れないためには…
小林正観さんのいう、まず、ニッコリ笑って「ありがとう」という。
そして次に、「今これからどんな悪態を聞いても、それは全部自分にとってよいエネルギ―になり、楽しいエネルギーになって自分を元気にしてくれるんだ 」と思うこと。
あるいは、イチローさんのように「大嫌いと言われるの大好き。言われるとゾクゾクする」と思うこと。

人から悪態をつかれたら…
「ありがとう」「楽しくなる」「元気になる」「大好き」「ゾクゾクする」と言う、言葉のスイッチをカチッと入れたい
posted by Dr.モーリィー at 06:38| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

2020年07月03日

No 5672   【なぜストーリーが必要なのか】

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【なぜストーリーが必要なのか】

リップシャッツ信元夏代(のぶもとなつよ)氏の心に響く言葉より…


人間を動かすには、3つの要素が必要だと言われています。
アリストレスが唱えた「説得の3要素」とは、「エトス(信頼)」「パトス(感情)」「ロゴス(論理)」です。

商品の機能や事例紹介では、頭で判断するロゴスは動いても、感情を動かすことはできません。
理性のみならず、感情にも信頼にも訴えないと相手を動かせないのです。

アメリカでストーリーを語ることが、ビジネス戦略に積極的に用いられるようになったのが、1980年代頃からと言われています。
1997年にアップルが打った有名なキャンペーン「Think different」(シンク・ディファレント)」にはストーリーが巧みに使われ成功しました。

「クレージーな人たちがいる。反逆者、厄介者と言われる人たち。四角い穴に丸い杭を打ち込むように、物事をまるで違う目で見る人たち。彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない」
「彼らはクレージーと言われるが、私たちは天才だと思う。自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、本当に世界を変えているのだから」
アインシュタイン、ボブ・ディラン、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア、ジョン・レノンとオノ・ヨーコ、マハトマ・ガンジー、マリア・カラスといった世界を変えた先駆者たちの映像をバックにして流れるのが、このことばでした。
つまり、社会の常識にノーを唱える人たちこそ、社会を変革できる人間こそ、アップルの製品を選ぶというストーリー展開です。

面白いことに、多くの人たちが自分のなかにも「クレージーで、人とは違う発想持つ」部分を発見して、そちら側の人間であると共感したのです。
つまり、受け手にとって「自分事」のストーリーになったのです。
理念に共感したことによって、たんなる製品の優劣を超えて、アップルを熱狂的に支持するアップル信者を生みました。

「いかに人々の心を動かして、自分のビジネスを応援させるか」
という課題に、ストーリーが最重要であることを、多くの起業家が発見したのです。

『アントレプレナー・マガジン』のエイミー・コスパ―編集長は、「2014年がイヤー・オブ・ザ・ストーリー」だと書いています。
「もちろん財政面は投資家にとって重要なものです。しかし、あなたのストーリーは、いまや『かけがえのないストーリー』であり、それこそあなたにキャッシュをもたらすものなのです」

たくさんの商品があふれているいま、なぜその商品を選ぶのかという動機にストーリーがテコとなって人の心を動かしてくれるのです。
たとえば、酒といっても吟醸酒というだけではなく、そこには米作り農家のこだわりの米作りがあり、丹精を込めて酒造りをしているというストーリーがあれば、「きっとおいしいに違いない」と受け手のパトスを動かします。
一方、最新のバイオテクノロジーを生かした酵母が使われているというストーリーであれば、未来を見せることもできるでしょう。

ストーリーには受け手に購入を促すだけでなく、あなたのビジネスが応援されるという力があります。
資金を調達する、契約を結ぶ、チームを目標に向かって団結させる…。
そうして数々のシーンで、相手を動かす鍵がストーリーを語ることなのです。

アメリカではウェブサイトを開けば「Our Story(私たちのストーリー)」のページがあるビジネスがどんどん増えています。
かつては「About Us」として自社紹介や企業理念を打ち出すパターンが多かったのですが、それだけでは足りずに、
「なぜこのビジネスを始めたのか?」
「どんな理想に向かっているのか?」
といったストーリーが欠かせないものになってきています。
そうしたストーリーに共感してもらうことは、ビジネスの戦略に欠かせないものであり、リーダーシップの条件ともなっているのです。

『世界のエリートは「自分のことば」で人を動かす』フォレスト出版

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リップシャッツ信元夏代氏は、ストーリについてさらにこう語る。

『国が貧しい段階から経済成長する時は、「オレオレ型」の強力なリーダーシップを持つリーダーが望まれました。
戦後の日本を牽引したのは、こうした圧倒的ボス型のリーダーでした。
トップを「おやじ」と呼び、ワンマンなおやじを慕うという家族型の組織が形成されていたと言えます。
けれども21世紀となり、より多様化した個人の幸福度を重視するようになった社会ではどうでしょうか。
モノを持ちたがらない、シェア経済に生きるミレニアル世代やZ世代にとって、押しつけや縛りは非常に苦痛に感じるでしょう。

近年フレディリック・ラルーが唱える「ティール組織」がビジネス界で大きな話題を呼びました。
トップダウンの命令ではなく、メンバー1人ずつが自主的に考え、行動する組織ということです。
そういった社会の変化に合わせて、リーダーシップも「あれやれ」「これやれ」と指示するだけではなく、部下が考える余地を残し、コミュニケーションを対話型にしていくリーダーが望まれます。
これから必要とされるのは、そうした「ファシリテーター型」のリーダーシップであり、多くの企業リーダーシップ育成講座でも、私はそこを強調しています。

ファシリテーションとは、会議などの場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりして、合意形成や相互理解をサポートすることを意味します。
ファシリテーター型リーダーシップとは、部下たちからアイデアを引き出すように働きかける、個人を尊重しながら共通の目的に向かって協働するようにするリーダーシップと言えるでしょう。
そのためには人の意見を聞く力と、おのれのストーリーを話せるコミュニケーション能力が非常に必要となってくるのです。

ストーリーを語ることの重要さは、相手を動かすのみに留まりません。
自分にとっても非常に有益なのです。
なぜなら、ストーリーを考えることによって「内省」という重要なことを行うからです。

あらゆる業界の世界のエリートたちは、おしなべてストーリーを語ることが上手ですが、それは、うわべだけの話上手だからではなく、自分の経験を幾度となく振り返り、心のなかを見つめ、何を思いどう感じ何を学んだのか。
それをあらためて客観的に熟考することを繰り返し、人に話してきたからなのです。
内省とは、自分自身と向き合い、自分の考え方や言動を振り返り、気づきを得ることで今後につなげる、ポジティブな視点の「フィードフォワード」と言えます。』

フィードフォワードとは、フィードバックの反対語だ。
フィードフォワードは未来に向けた解決策なので、ダメ出しや批判的な意見がない。
しかし、フィードバックは、過去の誤りや行動を指摘する。

また、ミレニアル世代とは、アメリカで生まれた言葉で、現在、25歳から39歳くらいの年代を指し、高いデジタルスキルを身につけている。
インターネット環境が整ったところに育った最初の世代でデジタルネイティブと言われる。
パソコンよりスマホやタブレットを駆使し、情報の収集はSNSがトップ。
Z世代とは、10歳から25歳くらいを言い、10代からソーシャルメディアに触れていて、スマホを使いこなす、ソーシャルネイティブとも呼ばれている。

「自分のことば」で人を動かす…
ストーリー思考を身につけたい。
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2020年07月02日

No 5671   【「おいしい人生」を生きるためには】

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【「おいしい人生」を生きるためには】



立命館アジア太平洋大学(APU)学長、出口治明(はるあき)氏の心に響く言葉より…

自分の力で好きなことにチャレンジして、自由に生きていくことが、「おいしい生活」です。
では、どうしたらそんなおいしい生活がおくれるのでしょうか。
生きていくために絶対必要なのは、「衣・食・住」でしたよね。

中でも食事がなければ死んでしまいます。
人生って、ご飯を食べていくことなんですよ。

おもしろいのは、じつはおいしい生活はおいしい料理と同じように考えることができるということです。
少し考えてほしいのですが、おいしい料理を因数分解するとどうなるでしょうか?
一緒に食べる相手も大事かもしれませんが、基本的には「いろいろな食材」があって「上手に料理」すれば、おいしい料理ができますよね。

方程式にすると、「おいしい料理=いろいろないい食材×上手な調理」です。
いい食材があっても、調理が下手だったら台無しです。
いくら調理の上手な人でも、傷んだ食材しかなかったら、おいしい料理をつくることは難しい。

では、おいしい生活を因数分解するとどうなるでしょうか。
「いろいろないい食材」と「上手な調理」を何に置き換えることができるでしょう?

まず、いい食材にあたるのが、「さまざまな知識」です。
そして、調理にあたるのが、その知識を生かすために「自分の頭で考える力」です。

つまり、「おいしい生活=さまざまな知識×自分の頭で考える力」という式で表すことができるのです。
「考える力」というのはどういうことでしょうか?

たとえば、みなさんは、「ラーメン」も「にんじん」も「ムール貝」も知っていますよね。
ですが、ふつうはこの3つを掛け合わせて新しい味のラーメンをつくることを思いつくでしょうか。
これは、僕が創業したライフネット生命という会社の近くにあるラーメン屋さんが、実際に思いついた「ベジソバ」「野菜そば)というメニューです。
7年前、ニンジンをゆでてすりつぶしてとろみのある半液体のピューレにしたものに、ムール貝のスープを使った新しいラーメン「ベジソバ」を売り出したところ、大当たりしたのです。
これは、「知識×考える力」がうまく作用して、新しいものをつくりだした好例です。

店主がベジソバを創作できたのは、食材やラーメンに関する知識をたくさんもっていたからです。
ムール貝を食べたことのない人や、ピューレを知らない人が、ベジソバを思いつくことはないですよね。

頭の中にたくさんの情報や知識がなければ、いくら考えても新しいいいアイデアは生まれてきません。
逆に、知識をどんなに豊富にもっていても、それだけでは新しいものを生み出すことはできません。
豊富な知識を自分の頭の中でいろいろと組み合わせて、それを外に向けて発信する力が必要になります。

つまり、これが「知識×考える力」ということです。

ここで、もう一つ大事なことは、「ラーメン」と「にんじん」と「ムール貝」は、それぞれの間の距離が遠いということです。
ラーメンといえば、チャーシューや玉子を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、「ラーメン」と「チャーシュー」と「玉子」を組み合わせても、ごくふつうのラーメンしかつくることができません。
これらは、それぞれの間の距離が近いので、新しいものを生み出せないのです。

イノベーション(新しいもの)は、既存知(知識)間の距離が遠いほど、おもしろいものが生み出せるという経験則が知られています。
つまり、旺盛な好奇心をもって、幅広い知識を学ぶことが、イノベーション(おいしい生活)には欠かせないのです。

この幅広く学ぶことの重要性をうまく表現した、すばらしい言葉があります。
それは、フランスのファッションデザイナーであるココ・シャネルが晩年に残した、次のような言葉です。

「私のような孤児院で育って学校も出ていない、年をとった無知な女でも、まだ道端に咲いている花の名前を1日に一つぐらいは覚えることができる。
一つ名前を知れば、世界の謎(なぞ)が一つ解けたことになる。
その分だけ、人生と世界は単純になっていく。
だからこそ、人生は楽しく、生きることはすばらしい」

一つ学べば一つ世界の謎が解ける。
だからこそ人生は楽しく、生きることはすばらしい。
いい言葉だと思いませんか?
ココ・シャネルはきっと、毎日学びながら人生をワクワクしながら生きていたのでしょう。

知識は世界を広げてくれます。
しかし、知識を身につけるだけで、人生が豊かになるわけではありません。
それに考える力をかけ合わせる必要があるのです。
ココ・シャネルのように、謎を解き明かしたいという気持ちが大切です。
そして、自分の頭で考え続け、つねに原理原則に立ち返ることで、人生はより豊かなものになっていくのです。

『「おいしい人生」を生きるための授業』PHP研究所

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キンコンの西野亮廣氏は、「仕事の広げ方」についてこう書いている。
新卒から入社したリクルートを経て、東京都で民間初の中学校校長になった藤原和博さんの「稼ぐ話」が面白い。
ザックリ説明すると、収入をアップさせるには自分を“レアカード化”する必要がある、と藤原さんは言う。
自分をレアカード化するための話は、「誰でも1万時間かければ『100人に1人』になれる」という“1万時間の法則”から始まるんだけど、「100人に1人」程度では食ってはいけないし、「100人に1人」ばかりが集まったプロの世界で戦って抜きん出ようと思ったら、まあ大変。
そこで藤原さんは、新たに別分野に1万時間投じることを勧めている。
最初に1万時間を投じたAという分野で1位を目指すのではなく、新たに1万時間を投じて「100人に1人」になったBと掛け合わせて、「100分の1×100分の1=1万分の1」になれ、と。
Aに加えてBの能力もある「1万人に1人」になると、まあまあレアカードで、そこそこ食っていける。
乱暴な喩えだけれど、イメージとしては、「お笑い」を1万時間やって、「家電」を1万時間やれば、『アメトーク!』の家電芸人のオファーが舞い込んでくる、みたいな(まあ、そんな単純な話じゃないんだけど。あくまで喩えッス)。
AとBを結ぶ線の上が、その人の需要というわけ。
しかし、とはいえ「1万人に1人」だ。ここで藤原さんは、「さらに別分野に1万時間を投じましょう」と言う。
3つ目(C)に1万時間を投じることで、「100分の1×100分の1×100分の1=100万分の1」の人になりましょう、と。
A、B、Cの3点を結んでできた三角形の面積が、その人の需要で、この三角形をクレジット(信用)と呼ぶ。

出口氏は、この仕事における三角形のクレジット(面積)のことを、「知識」の距離が遠ければ遠いほど、面白い人生がおくれるという言い方をしている。
レアカードの人材になるためにも、これは必要だ。
またこのことは、商品開発でも同じ。

まるで予想外という、意外や意外という趣味を持っている人が、「面白い人」と言われるのと同じだ。
いくつになっても…
色々な知識を身につけ、考える力を広げていける人でありたい
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No 5670   【ティール時代の子育ての秘密】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【ティール時代の子育ての秘密】

天外伺朗氏の心に響く言葉より…


「子育ての最大のコツは何ですか?」と聞かれたら、私は迷わずにこう答えます。

「まず、自分自身が育つことですよ!」

ほとんどの人が「えっ!」と驚かれます。
「子育てのコツ」といえば、普通は自分が子どもに対してどういう態度をとるか、どういう言い方をするか、などといったノウハウを指します。
それに関する本は山ほど出ています。
もちろん、その一つひとつのアドバイスは貴重であり、とても有効だと思います。
しかしながら、それらをはるかに超えて、一般には知られていない、とても大切な秘密があります。

《親や先生が、子どもを教育しよう、子供を変えようと、子どもに向けていた視線を、自分の内面に向けた時、子どもは、はるかにひかり輝いてきます。》

このメッセージは、ほとんどの人にとって、飲み込みにくいでしょう。
いままでの一般常識からは、大きくずれているからです。
このメッセージを、少し変えるとこうも表現できます。

《自分の内面をしっかり見つめていない親や先生の元では、子どもは「まともに」育ちません!》

本書のタイトルの「ティール時代」という言葉は、馴染みのない方も多くいらっしゃると思います。
企業経営の世界では、最近「ティール」という言葉がよく聞かれるようになりました。
「ティール組織」の著者、F・ラルーの主張は、「人類の意識レベルが、次のステージに達した結果、彼が“ティール”と名付けた新しい組織運営が出現した」という内容です。
つまり、人類社会に「意識の変容の大きな波」が押し寄せてきており、その結果、組織の運営方法ががらりと変わった、ということです。

じつは、人類の意識の進化・発達に関しては、マンモスを追っていたころからの詳細な歴史が解明されており、多くの研究者がいま人類社会に押し寄せてきている、次の大きな変容の波を、様々な表現で語っています。
これは、ベースが人類の意識の変容ですから、企業経営にとどまらず、社会のあらゆる局面に影響が出てきます。
日本社会でいえば、過去の明治維新や第二次世界大戦の終戦に引けを取らない、とても大きなパラダイムシフトがこれから起きることはほぼ間違いありません。
その新しい時代を、F・ラルーに敬意を表して「ティール時代」と呼ぶことにしました。

「ティール時代」は、いままでの常識がほぼ180度ひっくり返ることが予想されています。
「実存的変容」を遂げて、新しい常識を身につけた人たちと、それとは正反対の旧来の常識にしがみついている人たちとのギャップが、たとえようもなく大きく広がってしまうでしょう。
これは、子育てや教育の分野では、極めて深刻な問題となります。
なぜなら、次の世代を担う子どもたちは、当然新しい常識を身につけてほしいわけです。
ところが、その子育てを担う親や先生のほとんどは、「実存的変容」以前であり、旧来の常識にしがみついている人たちでしょう。
そうすると、子どもたちに旧来の常識を押し付け、意識の変容が起きないようにしつけてしまう、という大問題が発生します。

つまり、親や先生が、人類全体の進化の足を引っ張る、という最悪な事態が予想されるのです。
子どもたちは、進化の最前線といて生まれてきますので、当然旧来の常識にしがみついてしつけようとする親に反発して荒れ狂い、親子の葛藤は、とてもとても酷いことになります。

先ほど使った、「まともに育つ」という表現は、新しい常識を身につけるという意味です。
親や先生は、自分と同じように育つことが「まとも」だと思っております。
でもそれは、旧来の常識を押し付けることになりますので、ここで定義する「まとも」ではありません。
社会的に成功した親は、お子さんも自分と同じように育ってほしいと思うでしょう。
でも、それは間違いです。

いまの時代、お子さんはあなたと同じように育ってはいけないのです!

「実存的変容」という大きな波の前と後では、教育や子育ての常識ががらりと変わります。
いままで、社会に定着している教育論が、ほとんど頼りにならなくなります。

《「ティール時代」の子育ての唯一の道は、親自身、先生自身が、「実存的変容」へ向かうことです!》

子育てというのは、最高の「自分育て」の場になり得るということです。
子どもの態度、とくにあなたが「悪い」と感じた態度は、100%あなたの内面が反映しています。
あなたが、鏡を見て身だしなみを整えるように、お子さんを見れば心の内面を整えることができます。
「なんて悪い子に育ってしまったんだろう!」と嘆き、それを矯正しようとして叱り、子どもとドロドロのバトルを演じるかわりに、「あ、これはいまの私の内面が映っているのだ」と認識して自らの内面に意識が向けば、子どももよく育つし、あなたも「実存的変容」のプロセスをしっかり歩んでいけます。

『「ティール時代」の子育ての秘密 あなたが輝き、子どももより輝くための12章』内外出版社

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東京工業大学准教授の嘉村賢州氏はティール組織についてこう語る。
『ティール組織とは、いま世界中で生まれ始めている新たな組織モデルのことです。
「ティール組織」の著者、フレデリック・ラルーによれば、これまでの人類の組織形態は、力と恐怖によって支配する「衝動型(レッド)」から始まって、教会や軍隊のように規則・規律・規範によって階層構造を作る「順応型(アンバー)」、多国籍企業をはじめ現代の企業の多くが採用する「達成型(オレンジ)」、多様性と平等と文化を重視するコミュニティ型組織の「多元型(グリーン)」と、段階を踏んで発達してきました。
そして、いま生まれつつあるのが「進化型(ティール)」なのです。
ティール組織は細かな部分では多様なのですが、共通点として、次の3つの特徴のいずれかあるいはすべてを備えています。

(1)自主経営(セルフ・マネジメント)……階層やコンセンサスに頼ることなく、同僚との関係性のなかで働くシステム
(2)全体性(ホールネス)……誰もが本来の自分で職場に来ることができ、同僚・組織・社会との一体感をもてるような風土や慣行がある
(3)存在目的(エボリューショナリー・パーパス)……組織全体が何のために存在し、将来どの方向に向かうのかを常に追求しつづける姿勢を持つ

例えば、オランダには「ビュートゾルフ」という地域密着型の在宅ケアサービスを提供する組織があります。
ビュートゾルフでは、看護師が10〜12名のチームに分かれ、各チームが50名ほどの患者を受け持っていますが、そこに地域マネジャーはおらず、上司と部下といったピラミッド状の序列はありません。
ミドルマネジメントは存在せず、出世の階段もないのです。評判や影響力、スキルに基づく流動的で自然発生的な階層はあるのですが、それは上下関係ではありません。
重要な判断はすべてチームで決めています。これが「自主経営」の典型例です。
ビュートゾルフに入った看護師たちは、「自分の仕事を取り戻しました」と異口同音に言っているそうです。
なぜなら、効率や利益よりも、「患者がどうしたいのか?」を真剣に考え、患者の幸福という自分の使命を果たすことに集中できるようになったからです。
また、その使命を果たすために、一体感を持って共に動けるチームがあるからです。
ビュートゾルフは、自主経営、全体性、存在目的の3つを兼ね備えたティール組織といえるでしょう。
なお、ビュートゾルフもそうですが、ティール組織のスタッフ機能は人員が少なく、意思決定権がありません。
真に現場のサポート機能を果たすだけの存在です。
あくまでも現場の自主経営チームが組織・ビジネスの中心なのです。』(リクルート組織行動研究所)より

ティール組織とは、簡単に言うと、社長や上司がマネジメントをしなくても、目的のために進化を続ける組織のこと。
そのため指示系統がなく、メンバー一人一人が自分たちのルールや仕組みを理解して独自に工夫し、意思決定していく。

天外伺朗氏は、さらにこう語る。
『企業経営に「ティール組織」が出現してきたように、いまそのパラダイムシフトの兆候が、社会のあちらこちらに芽を出し始めております。
シェアハウス、シェアオフィス、カーシェアリングなど、シェアリング・エコノミーがすごい勢いではびこり始めました。
ギフトエコノミーも盛んになってきました。
その延長上に「拡張家族」などという新しい概念も提唱されています。
若者の企業離れが目立ってきており、NPO、NGO、あるいは社会活動に没頭する人が増えてきました。
いままで大人気だった大企業は、もうそろそろ優秀な人材の確保が困難になりそうです。』

ギフトエコノミーとは、貨幣でやりとりするのではなく、「何の見返りも求めずに、他者にモノやサービスを与える」というあり方のこと。

このコロナ禍によって、パラダイムシフトが加速している。
AIやITのさらなる進化により、様々な価値観がどんどん変わっていく。
その変化に対応するには、自らが勉強し、自分をアップデートし続けるしかない。

教える人が古い考えから抜け出せないとしたら、進化し続ける子どもを教えることはできない。
これは、会社や組織でも全く同じだ。
会社や組織の新人や若手は、どんどんアップデートしていくからだ。

自らを常に、アップデートし続ける人でありたい
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2020年07月01日

No 5668   【変化を歓迎する】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【変化を歓迎する】



ジェリー・ミンチントン氏の心に響く言葉より…

多くの人は変化をひどく嫌う。
長い時間をかけて自分の生活を設計してきたので、ずっとそのままにしておきたいと思うのだ。
しかし残念ながら、そういう態度では失望を経験することになる。
なぜなら、永遠に変わらないものは存在しないからだ。

変化を起こしたくないとき、人びとはそれに抵抗を試みる。
それが徒労に終わることを理解していないからだ。
それだけではない。
必要な変化を起こす努力を怠っていると、かえって変化に飲み込まれてしまうおそれがある。

変化について前向きに考え、賢者と同じように行動しよう。
すなわち、人生を向上させるために変化を利用するのだ。
変化が訪れたことを嘆くのではなく、人生を向上させるチャンスととらえ、幸運が訪れたのだと考えればいい。

人生では何かがずっと同じままであることは決してない。
生きることは絶えず変化にさらされることなのだ。

進化論を唱えたイギリスの生物学者チャールズ・ダーウィンが、こんなことを言っている。
「最も強い生物や最も賢い生物が生き残るのではない。
変化に最もうまく適応する生物が生き残るのだ」

《変化の中に隠されているチャンスを見つけよう。変化を拒絶するのではなく歓迎することが大切だ。》

『自分の価値に気づくヒント (ジェリー・ミンチントン) (ディスカヴァー携書)』

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このコロナ禍では、多くの飲食店や観光業、旅行業、運輸、等々、さまざまなところが大きな痛手を受けた。
そして、リモート会議や、授業、講演が当たり前になり、「なんだ、オフィスまで行かなくても仕事(授業)ができるじゃない」ということがわかってしまった。
それにより、都心の一等地のオフィスから移転する会社も少なくないという。

しかし、逆に、コロナ前と同じに戻そうという動きもある。
捉え方は人によってさまざまだし、どれが正解ということもない。
だが、これだけのインパクトを与えたコロナという「変化」にたいして、自分の中で何かが変わっていない人はかなりマズイかもしれない。
変化を変化として意識しなかったということだからだ。

「競争相手は同業他社ではなく、時代の変化」(鈴木敏文)
という言葉がある。
同業他社の動きばかり気にしている人も、かなりマズイかもしれない。

「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」
という三国志の中の言葉がある。
真の男子(女子も同じ)たるもの、死に物狂いで勉学や修練すれば、 三日も会わなければ、 見違えるように成長しているものだ。
さあ、目をこらしてよく見るがよい。

コロナ禍が少しずつ収束に向かいつつある今、このコロナから何を学んだのか。
どれだけ変わったのか。
人も会社も、そこが問われている。

変化を歓迎する人でありたい
posted by Dr.モーリィー at 07:15| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

2020年06月30日

No 5666   【100%成功する方法】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【100%成功する方法】

斎藤一人さんの心に響く言葉より…


■《本も読まないで のりこえられる時代じゃないですよ》
本を読むといいですよ。
どんな分野であれ、「成功した人」は、自分の体得したものを、惜しみなく人に教えようとするものです。
それどころか、そういう人は「どうしたら人がわかってくれるか」と、日夜頭を痛めているものです。
そういう人の「やさしい波動」にふれるだけでも、得るものがたくさんあります。

■《笑顔で仕事をしているとどこに勉強に行くより頭が良くなる》
不満な顔で仕事をしていると、何も得られません。
それどころか、「イヤなこと」ばかり次々と起こるものです。
笑顔で仕事をしていると、「自分のためになること」が次から次へとやってきます。
そのうえ、仕事以外のことでも、良いことが次から次へと起きるんです。
笑顔というのは、幸せの国に行くためのパスポートなんです!

■《元気なら一生働ける よかった よかった》
若いときは「一生働くなんてイヤだ」と思うことがあります。
でも、だんだん年を重ねていくと、「一生元気で働けることの素晴らしさ」がわかってくるんです。
つまり、健康で、人の役に立って、誰の世話にもならずに、お金を稼いで生活する。
そして休みになれば旅行にでかける。
同時に、仕事がなくて、毎日何もすることのない空しさや、怖さが年とともにわかってくるんです。
毎日、働けることに感謝する。
笑顔で働く。
そうすれば、神様がきっとあなたを守ってくれますよ。

■《困ったことがおきたら 面白いことがおきたと言ってみな 奇跡がおきるから》
人間を「成功に導く階段」があります。
それは「困ったこと」です。
「困ったこと」が起きたとき、「困った」と言うと、階段を一歩降りてしまうことになるんです。
ただ、そんなとき、「おもしろいことが起きた!」と言うと、階段をひょいと飛びあがるんです。
「おもしろい!」と言った時点で、世間にも神様にも「こんなことで困ってないよ!」という勝利宣言になるわけ。
このひと言で「あなたの勝ち」が決定するんですよ!

■《なんにもないとき ついてる こまっときはありがとう いいことあったら かんしゃします これでしあわせ》
成功する人は「感謝の多い人」です。
良いことがあったときはもちろん感謝するし、何もないときは「何もなくて良かった」と感謝する。
さらには、悪いことや人にだまされるようなことがあっても「あの人のおかげで勉強になった」と、感謝するものです。
そういう人は100パーセント成功します。
失敗することは不可能です。

『斎藤一人 幸せの名言集 (知的生きかた文庫)』

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100%成功しない方法は…
いつも、不平不満や、グチ、泣き言、文句、悪口を言うこと。
困ったことやイヤなことがあると、常に人のせいにして、自分は悪くないと言い、自分の利益になることばかり考えること。
いつも、不機嫌な顔をして、笑ったら損だ、というくらい笑顔を見せないこと。
そして、本を読まないし、勉強しないこと。

感謝多い人生を送りたい
posted by Dr.モーリィー at 07:54| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

No 5665   【進行中の未来の姿】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【進行中の未来の姿】

ケヴィン・ケリー氏の心に響く言葉より…



私はかつてヒッピーでした。
20歳の頃に持っていたテクノロジーといえばカメラと自転車だけでした。
その頃の私は、テクノロジーは人間性を奪うようなものだと思っていたのです。

1980年代初頭になって、とても小さなアップルコンピュータを手に入れました。
旅の本を販売していて、その通信販売ビジネスを始めてみるために購入したのですが、コンピュータ自体にさほど興味はありませんでした。
しかし、情報をプリンターに送るために安いモデムを手に入れて、電話線に繋げた途端、私の前に異なる世界が出現したのです。

オンラインの世界が開かれ始めた頃でした。
そのオンラインコミュニティという未開の地に私は夢中になり、そのとき私は初めてテクノロジーを人間味のあるものだと感じたのです。
人々が電話線でつながったその生態系は、決して大きな工場のようなハードなものではなく、有機的でソフトなものでした。
そのときから、私はテクノロジーに興味を持つようになりました。

AIはとてつもない発明です。
おそらく人間が作り出した中で最も強力な発明品でしょう。
なぜなら人間そのものを変えてしまうからです。
AIによって私たちは変化し、社会も変化します。

科学的な研究から証明されていることですが、4〜5年を費やして読み書きを習得すると、脳内の回路が変化します。
また、ペルーでの研究結果でわかったことがあります。
あるコミュニティの中で同じ環境で生活をしている人に、読み書きを学んでいる人々と読み書きができない人々がいました。
それぞれの脳波を調べてみたら、読み書きを学ぶことで脳が変化していたのです。

人の脳は知性と関わることで変化するのです。
ですから幼少期からAIに関わると…例えばAIが搭載されているテディベアのぬいぐるみと育てば、その子の脳は変わるでしょう。
それは人間以外の種類の知性とともに育つということです。

今私たちの周りにある知性は他の人間の知性のみですが、何百もの他の種類の知性に囲まれて育てば、おのずと人間の考え方も変わります。
私たちの脳は徐々に少しずつ変化していて、世代ごとの知能は高まっているという考え方もあります。
ですから私は、周りにさまざまな種類の知能がある世界で育てば、人間の考え方も確実に変わると思います。
自分をどう思うか、自分の概念も変わります。
これが私たちを待ち構えている大きな変化です。

AIによる人間への影響はそれだけにとどまりません。
神経生物学者のデイヴィッド・イーグルマン(スタンフォード大学准教授)は「感覚置換」と呼ばれるものを発明しました。
イーグルマンは、私たちの脳は自由に変形し、ある感覚を取り除いて新たな感覚を組み込めば、脳が自動的に再構成されることを発見しました。
そこで彼は音を拾えるベストを開発したのです。
その音は人間の皮膚上で増幅されるため、このベストを着れば耳の聞こえない人々は音が聞こえるようになるのです。
彼らは皮膚を通して音を聞くわけです。

彼はそれをブレスレットに変えて、今では耳の聞こえない人々に販売しています。
身につけると、皮膚と接している部分で音が聞こえるようになるわけです。
彼らは実際に皮膚を通してあなたの話を聞けます。

目の見えない人々にも同様の発明品ができました。
また、味覚に関しても同様のことができます。
皮膚を通して味わうという新しい感覚を持ちうるのです。
そしてさらに彼は口に入れることで、舌でものを見られる装置を開発しました。
舌で音を聞くこともできます。

つまり、AIというテクノロジーによって新しい五感が手に入りうるのです。
例えば、赤外線カメラか紫外線カメラを身につけると情報が皮膚に送られ、新しい周波数でものが見える能力を得られるというように。
カエルやヘビのように周囲を見られるようになるのです。
これはある意味、新しい種類の視覚のようなものです。

『AI以後 変貌するテクノロジーの危機と希望 (NHK出版新書)』

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本書には4人のAIの巨人の一言メッセージがある。

◆マックス・テグマーク
AGI(汎用人工知能)が誕生したら、私たちの生活は一変するでしょう。
「いつの世になっても機械より人間のほうが上手くできる仕事はなくならない」と言っている人々は、単純に「AGIは実現しない」と信じているにすぎません。

◆ウェンデル・ウォラック
AIは格差を拡大させる可能性があります。
開発の現状を見れば、その可能性は高いと言わざるを得ないでしょう。
そこで大きな問いが生じます。
皆の利益となるようなAIの使い方はないのでしょうか。
あるなら、どういう使い方でしょうか。

◆ダニエル・デネット
AIが自律性を持てば、私たちに隠しごとをするようになるでしょう。
意識を持ったAIが非常に素直で、誠実で、全く裏表のないものになることは期待できません。

◆ケヴィン・ケリー
AIはすでに創造的になっています。
彼らに創造性がないという考えは完全に間違いです。
ポイントは、彼らの創造性は人間のそれとは違うということです。
それが彼らのメリットです。

すべての物事はネガティブに見れば、ネガティブに見え、ポジティブに見ればポジティブに見える。
AIの未来を正確に予測することは誰もできない。
しかし、今までの人類のテクノロジーの進化を考えると、その変化は常に、より便利で、効率的で、食料は確保され、医療技術は進み、寿命は伸び、エネルギーも無償に近くなっていく、という過程をたどっている。

これが進行中の未来の姿…
「すべては、必要、必然、最善である」(舩井幸雄)
未来は明るい、と思い定めたい
posted by Dr.モーリィー at 07:00| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

2020年06月29日

No 5663   【型破りな人】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【型破りな人】

早稲田大学教授、内田和成氏の心に響く言葉より…


われわれはいま新型コロナウイルスの感染拡大の危機を経て、さらに強いリーダーシップが求められるステージに立っています。
それは「変革のリーダー」です。
そして、変革のリーダーになるためには、これまで常識とされてきた殻を打ち破り、新しいやり方を生み出していかなければなりません。
そのためにも、たくさんの経験を積んでおく必要があります。
これまでのやり方にとらわれない新機軸を打ち立てるためには、既存のやり方を知り尽くしておかなければならないのです。

たとえば、日本の伝統芸術である歌舞伎には、演者の動き方や芝居の演出方法など、これまで長い年月をかけて磨き上げられてきた「型」があります。
その歌舞伎をさらに大勢の人に知ってもらおうと新たな演出を取り入れたり、海外で上演したりするなど、さまざまなチャレンジをしてきた歌舞伎役者の中村勘三郎さん(いまの6代目中村勘九郎さんのお父さん)は生前、テレビ番組のインタビューでこんなことをおっしゃっていました。
これまでの「型」を熟知し、きちんと習得した人が、従来の型にとらわれない新機軸を打ち出して新しいことに挑戦する。
これが「型破り」だと。

一方で、型をきちんと習得せず、何も知らずにやるのは、「型無し」あるいは「破れかぶれ」です。
変革も同じです。
破れかぶれではダメ、型破りでなければなりません。

「自分を知る」ということは「型におさまる」ということではありません。
多くのチャレンジを通じて、リーダーシップの幅を広げていく。
そうすることで、型破りを起こして、変革期にも通用する、よいリーダーになれると思います。

『リーダーの戦い方 最強の経営者は「自分解」で勝負する (日本経済新聞出版)』

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内田氏は運についてこう語る。
『成功と失敗は常に紙一重です。
したがって、最後の決め手となる運は、ただそれを大切にすればよいというものではありません。
常に自ら引き寄せようとする努力、つかみ取ろうとする努力が必要です。
こうした努力も、魅力的なリーダーになるために必要不可欠な条件です。
また、運は人生にとっても大切です。
私はできるだけ、運のよい人と付き合うようにしたいと考えています。
そうすることで、仕事がスムーズに運んだり、うまくいったりする可能性が高くなるからです。
ほとんどの場合、運のよい人は、忙しい人です。
これは「バンドワゴン効果」によるものでしょう。
バンドワゴン効果とは、「パレードの先頭を走る楽隊車(バンドワゴン)に乗りたい」「皆が持っているから私も欲しい」「流行に乗り遅れたくない」といった、多数派の意見を重視する心理的な効果です。
運のよい人や仕事ができる人には、人も仕事も集まってきます。』

「型破りな人」のことを「破天荒な人」ともいう。
「天荒」とは、未開の地、あるいは雑草などの生い茂る荒れ地のことをいう。
中国の唐の時代、荊州(けいしゅう)という地方から、史上初めて官吏登用試験である科挙に受かった者がいた。
そこで人々は「天荒」を破ったということで、「破天荒」という言葉が生まれた。

また、「型破り」とは「守破離(しゅはり)」のことだ。
「守」とは、師の教えや型を忠実に守り、身につけること。
「破」とは、師匠だけでなく他流派の教えも受けたりして、自分に合った型を模索し、さらに研鑽すること。
「離」とは、一つの流派から離れ、自分独自の流派を打ち立てること。

型破りな人、破天荒な人のまわりには人が集まる。
人をひきつける「魅力」があるからだ。
魅力ある人は運も引き寄せる。

型破りな人には限りない魅力がある
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2020年06月28日

No 5662   【アイデアを生み出す達人になるためには】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【アイデアを生み出す達人になるためには】

アンドリー・セドニエフ氏の心に響く言葉より…



私たちはアイデアの時代に生きている。
企業はすぐれたアイデアによって繁栄するか、それがないために衰退するか、ふたつにひとつである。

マイクロソフトやウォルマート、アップル、ホンダといった世界有数の大企業が繁栄しているのは、創業者が生まれた家族の資産や社会的地位によるものではなく、すぐれたアイデアを生み出したからだ。
自分が生み出すアイデアの量と質を何倍も向上させることができれば、どんな人生が開けるか想像してみよう。
世界を変えるような事業を始めることができるかもしれないし、大勢の人の生活を変えて歴史に名を残すことになるかもしれない。
きっとワクワクする楽しい日々を送ることができるだろう。

1968年、ジョージ・ランドとベス・ジャーマンは、技術者と科学者の創造性を測定するためにNASA(アメリカ航空宇宙局)がおこなっているテストを1600人の5歳の子どもにおこなった。
その後、彼らは同じテストを10歳と15歳の子どもに行った。
その結果、5歳の時点で子どもたちの98%が天才的な創造性を発揮するが、その割合は10歳になると約30%に低下し、15歳になると10%にまで激減することがわかった。
同じテストが大人のグループにもおこなわれたが、天才的な創造性を示したのはわずか2%にすぎなかった。

子どもは非常に高い創造性を持っているが、学校に行くようになると、その創造性は大きく低下する。
「ひとつの質問にはひとつの答えしかない」と教えられ、伝統的な社会規範に従うよう指導されるからだ。
天才と大多数の人たちの違いは、子どものころの創造性を維持できるかどうかである。

ジョンズ・ホプキンズ大学のチャールズ・リム教授は、ジャズミュージシャンとラップアーティストに即興で作曲するよう依頼した。
彼らが演奏しているあいだ、リム教授は彼らの脳のさまざまな部位の活動を測定した。
創造的な作業をしているとき、分析的な思考と判断をつかさどる左脳は平常よりずっと低い活動を示した。
右脳は創造性を伴うすべての活動をつかさどり、数秒以内に膨大な量の情報を処理することができる。

顕在意識はアイデアを生み出す達人になるためには、分析的な左脳のスイッチを切り、創造的な右脳に考えさせる方法を学ぶ必要がある。
アイデアを効果的に生み出したいなら、左脳を働かせる活動を避ける必要がある。
なぜなら、左脳は潜在意識を阻害するからだ。
課題について考えるとき、3つのルールを肝に銘じよう。
すなわち、「判断しない」「批判しない」「心のなかで対話しない」である。

ウォルト・ディズニーは20世紀で最も豊かな創造性を持つ一人で、アイデアを生み出す技術を駆使し、世界最大級の総合エンタテイメント企業をつくり上げた。
あまりにも奇抜で実行不可能に見える幻想的なアイデアを思いつき、それを現実にする方法を考え、最後にそれを検証した。
新しいアイデアを生み出すプロセスで、ウォルトは自分の思考を3段階に分けた。
すなわち、「空想家」「現実主義者」「批評家」である。

まず、「空想家」として独創的なアイデアを生み出そう。
空想家にとって、猫は空を飛び、家はアイスクリームでつくられ、テレビはダンスをする。

次に、「現実主義者」として「このアイデアを現実にするにはどうすればいいか?」という質問に答えよう。
この段階では、アイデアをそのまま採用するかマーケットに合わせるために修正するかを決める。
たとえあとでそのアイデアを捨てることになっても、まずそれを現実的にするために、どうすれば他のアイデアと組み合わせるかを熟考する必要がある。
判定する前に、一つひとつのアイデアにチャンスを与えよう。

最後に、「批評家」として自分のアイデアに潜んでいる欠陥を見極めよう。
なぜそれがうまくいかないのか?
このアイデアを実行すると、どんな問題や困難が発生する可能性があるか?
大多数の人が「空想家」の段階で自分のアイデアを判定するので、アイデアを生み出すプロセスを阻害するだけでなく、そのアイデアをあまりにも早くつぶしてしまっているのが実情だ。
たいていの場合、アイデアは最初のうちは奇抜に見えるかもしれないが、少し修正したり他のアイデアと組み合わせたりするとビジネスを成功に導く可能性がある。

『IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップ』ディスカヴァー

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『「グラスの水」は創造性を高めるための最も効果的なテクニックのひとつである。
使い方はきわめて簡単だが、睡眠中にすぐれたアイデアを生み出す能力に奇跡を起こすことができる。
このテクニックの考案者はホセ・シルバで、「シルバメソッド」と呼ばれる数々の心理エクササイズを開発したことで世界的に有名になった。
煮沸(しゃふつ)していないきれいな水をグラスいっぱいに注ぎ、両手でグラスを持って目を閉じながら45度の角度で斜め上を見よう。
解決する必要のある課題を用意し、「いま抱えている問題に対する解決策を見つけるにはこれで十分だ」と考えながら、グラスに入っている水の半分を飲もう。
そして目を開けよう。
水が入ったグラスをベッドの脇に置いて、誰にも話しかけずに寝よう。
たいていの場合、睡眠中にヒントか洞察か部分的なアイデアの形で答えを得ることができる。
いったん目が覚めたら、浮かんだすべてのアイデアを書きとめよう。
グラスに残っている半分の水を飲み干しながら、潜在意識に感謝するといい。』
『天才的な発明家は、突破口を開くアイデアは睡眠中に生まれることを経験的に知っている。
ビジネスを成功に導く創造的なアイデアを必要としているなら、夜遅くまで机の前に座っていてはいけない。
あなたが問題について意識的に考えていないときに潜在意識は無数の思考を処理するから、潜在意識が最もよく働くのは寝ているときである。
ベッドに入って、どんな問題を解決する必要があるかを潜在意識に知らせ、朝になって目が覚めたときに浮かんでくる思考をすべて書きとめよう。』

ウォルト・ディズニーがすごかったのは、アイデアを出したことではなく、ディズニーランドを実際につくったことだ。
多くの人は、素晴らしいアイデアを思いついたり、突拍子もないことを空想したりする。
しかし、ほとんどの人は、頭の中でそれを考えておしまいだ。

もちろん、元になるアイデアが必要なことは言うまでもないが、それを行動に移さなかったら、どんな素晴らしいアイデアもそれは無いのと一緒だ。
つまりどれだけアウトプットできたか。

アイデアを生み出す達人になり…
同時に、アイデアを形にできる人でありたい
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2020年06月27日

No 5661   【最強の縄文型ビジネス】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【最強の縄文型ビジネス】

谷中修吾氏の心に響く言葉より…


経営の観点から日本の歴史を遡(さかのぼ)ると、現代のような管理型経営の原型は、水稲(すいとう)農耕が始まった弥生時代に見出すことができます。
コメの収穫量の目標を立て、その達成に向けて緻密に管理していく手法は、現代の企業経営そのものです。
弥生時代以降、現代に至るまで、日本の社会には管理型経営のロジックが継承されてきました。
ところが、さらに歴史を遡ると、弥生時代に先立って1万年以上も続いた縄文時代に、まったく別次元のビジネスのあり方を導き出すヒントが隠されていたのです。

昨今のビジネス環境では、管理型経営の行き詰まりが表面化しています。
それが「働き方改革」「副業解禁」「テレワーク」など、仕事の自由度を求める社会的な動きです。
また、現代のビジネス環境では、管理型経営を行う以前に、売上・利益を生み出すビジネスモデルそのものが成立しなくなったり、設定した目標値が意味をなさなくなってしまったりと、事業の根幹が揺らぐ事態が起こっています。
そのため、大企業がこぞって「イノベーション」を標榜するようになり、いわゆる新規事業開発に躍起になっているのです。

ここで、縄文時代と弥生時代のムラを対比しながら、現代ビジネスにおける企業経営に置き換えて考えてみると、実に興味深い示唆が見えてきます。
言わば、株式会社「縄文」と、株式会社「弥生」です。
縄文社会の食糧調達は、狩猟・採集を基本として、多種多様な食物を組み合わせたことを確認しました。
つまり、様々な市場から利益を生み出すビジネスモデルを持っていたわけです。
ある食糧の採集ができなくとも、別の食糧の採集で代替できるというように、ビジネスを安定させるポートフォリオを組んでいたことになります。

ムラの周辺には自然のハラが広がり、縄文人は自然と共感・共鳴し、その声を聴いて行動していました。
まさに現地現場に身を置いているからこそ、直感的に潜在ニーズを見抜き、即座に市場機会をつかむ行動を起こすことができるのです。
結果として、必要十分な食料を調達し、自然の恵みに感謝し、ご縁とともにビジネスを紡いでいきます。
したがって、全てのステークホルダーとの関係性は極めて協調的です。
そして、ムラとハラが二つで一つという世界観を表現するために、既成概念にとらわれない発想で、突起の美しい縄文土器を作り続けました。

一方、弥生社会の食糧調達は、イネづくりを通じてコメの生産を基本としたことを確認しました。
ムラのリソースを稲作に集中投下することによって効率的にコメを確保し、利益を蓄積してさらなる投資を志向したと言えます。
そのためにも、事業計画に基づいてイネづくりの緻密な管理を行い、PDCサイクルを回しながら、確実にイネの刈り取りを目指しました。
収穫後は、年度初めに掲げた目標の達成状況についてレビューを行い、投資に見合う利益を回収できかたか否かを検証します。
そして、翌年度に向けては、新たな期待とともに成長戦略を描き、さらにムラを発展させようとするのです。

すると、イネづくりに必要な水場や耕作地の確保のために、周辺のムラは競合他社と位置づけられ、競争を勝ち抜くための戦いが繰り広げられます。
戦いを制するためにも、自社のコメの安定確保と戦力補強が必要となり、決められた作業をしっかりこなすコンプライアンスが重要となったのです。

現代ビジネスの軸足がどちらにあるのかは一目瞭然でしょう。
そう、私たちのビジネス環境は、「弥生経営」のロジックによって作られているのです。

逆に「縄文経営」のポテンシャルが、激しく異彩を放ちながら、パワフルに浮かび上がってくるわけです。

そこで、4つの視点で縄文と弥生の二項対立で定義してみました。
1.ビジネス原理→どうやって利益を生み出すか?
【縄文経営】ビジネスモデルを持って直感的に動く(直感的)
【弥生経営】ビジネスプランを作って計画的に動く(計画的)

2.ステークホルダーとの関係→どのように利害関係者との関係性を築くか?
【縄文経営】全てのステークホルダーと協業する(協調的)
【弥生経営】競合他社との差別化で比較優位を築く(競争的)

3.業務に対する基本姿勢→どのようなスタンスで業務に臨むか?
【縄文経営】既成概念にとらわれず新しい価値を創造する(フリーダム)
【弥生経営】ルールに従って正確に業務を遂行する(コンプライアンス)

4.商談に対する基本姿勢→どのようなスタンスで商談に臨むか?
【縄文経営】ご縁とともにビジネスを紡ぐ(感謝オリエンテッド)
【弥生経営】投資に見合うリターンを回収する(期待オリエンテッド)

『最強の縄文型ビジネス イノベーションを生み出す4つの原則』日本経済新聞

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谷中修吾氏は、「弥生経営」と「縄文経営」の違いについて本書の中でこう語る。

『超高度デジタル化社会に突入している今、テクノロジー進化のスピードが著しく速く、前年度に策定した事業計画が通用しなくなることも珍しくありません。
売上・利益を生み出すビジネスモデルそのものが成立しなくなったり、設定した目標値が意味をなさなくなってしまったりと、事業の根幹が揺らぐ事態が起こっています。

つまり、「計画的」を特徴とする弥生経営のビジネス原理が通用しにくい社会へとシフトしており、事業計画にしがみついていてはビジネスチャンスを逃しかねません。
これに対して、ビジネスモデルを持って直感的に動く「縄文経営」のビジネス原理は、変化の早い現代においては、絶大な効果を発揮する可能性を秘めています。
大きな経営方針は持ちつつもビジネス環境に合わせて柔軟に動き、それぞれのビジネスモデルから得られる売上を足し合わせると、全体としては売上から費用を差し引いた利益がきちんと生まれています。
その柔軟性を生み出しているのが、ビジネスの直感です。
それは、単なる思いつきではなく、ビジネスの現地現場に身を置いて、常に市場と対話しているからこそ得られる洞察力とも言えるでしょう。
したがって、縄文経営に基づくビジネス原理を体現すると、ロジカルには導き出されないビジネスチャンスが生まれます。
これが、「行き当たりばったり」ならぬ、「行き当たりばっちり」という境地なのです。』

現代は、VUCA(ブーカ)の時代だと言われる。
VUCAとは、Volatility(変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性・不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性・不明確さ)という4つのキーワードの頭文字から取った言葉だ。
つまり、まったく先の見えない、予測のつかない時代だということ。

この20年、日本が世界に遅れてしまったのは、デジタルシフトへの移行ができなかったこともあるが、このVUCAに対応できなかったことも大きな要因だ。
つまり、前年踏襲とか、合議制、あるいは、失敗を恐れて挑戦しないといった、アントレプレナーシップが発揮されない経営だ。
先の見えない時代には、リスクを恐れない起業家的精神がなければあっという間に倒産してしまう。

弥生型から縄文型へ意識を転換できる人でありたい
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2020年06月26日

No 5660   【AIはあらゆる業界を変革させる】

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【AIはあらゆる業界を変革させる】

パルアルトインサイトCEO、石角友愛(いしずみともえ)氏の心に響く言葉より…



なぜ、日本ではAIが擬人化、神格化されてしまうのだろうか。
その理由のひとつに、エンジニアが自分たちの身近にいないことがあげられるだろう。

アメリカのソフトウェアエンジニアの7割はユーザー企業に所属している。
企業に所属するエンジニアたちは、自社の課題を解決するためのシステムを開発し、運用を進めている。
データサイエンスやAI関連のカンファレンスに参加しても、シリコンバレーではグーグルやネットフリックスといった大手IT企業だけではなく、保険会社や銀行、新聞メディアなど、いろいろな業界のデータサイエンティストが登壇することが特徴だ。

一方、日本では、ソフトウエアエンジニアの8割がシステムインテグレーター(情報システムの構築・運用等を請け負う企業)やIT企業に所属している。
つまり日本のほとんどのユーザー企業や非IT企業のシステムは、システムインテグレーターに外注している状況なのだ。
企業内にAIに明るいエンジニアがいなければ、AIがどのように開発・運用されていくかをイメージすることは難しいだろう。

それだけではない。
日本の場合、企業のトップも「この道ひと筋」でやってきた人が社長になるケースがほとんどだ。
日本には、加工されていない生のデータを見ながら経営戦略を考える「データ会議」がないと聞く(シリコンバレーの企業の多くは、データ会議を採用している)。
その結果、日本では、AIに対して漠然とした期待値や不安感を持つ人が多く、AIビジネスに対しても多くの勘違いが生まれているのだと考える。

これまで、非IT業界の人たちがソフトウェア開発に関わることはほとんどなかっただろうし、それでも問題なく働くことができてきた。
しかし、これからはそうもいかない。
なぜならあらゆる産業のベースにAIの考え方が必要になるからだ。

非IT業界においても、AIに対する基礎的な知識が必要になってくるし、AIの浸透で私たちの働き方も変わってくる。
AIビジネスを学ぶにあたっては、AIを擬人化、神格化するのではなく、課題解決のひとつの手法として考えることが第一歩となる。 

グーグルのCEO、サンダー・ピチャイは「AIは火より、電気より大事なものだ」と発言している。
中国のバイドゥ(百度)の元チーフデータサイエンティストであり、スタンフォード大学の教授でもあるアンドリュー・ングも、「100年前に電気の登場ですべての業界が変わったのと同じように、今後数年間にAIが変革しない業界はないだろう」と言っている。
つまり、AIは火や電気、あるいはインターネットにたとえられるくらい「インフラ」として考えられているのだ。
「AIビジネス」というと、大企業や先端的なIT企業のものと考えている人もいるかもしれないが、そうではない。
中小企業であっても、AIの活用が活路になる。
むしろ、中小企業ほど、AIの導入で大きなビジネスインパクトを出すことができるともいえる。

AI導入は、実は局地的であればあるほど力を発揮する側面を持っている。
だから、中小企業ほどAIを効果的に活用することが重要になるのだ。

『いまこそ知りたいAIビジネス』ディスカヴァー

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石角氏は、本書の中でこう語る。
『マッキンゼー・グローバル・インスティテュートが発表した資料では、AIが不可欠な業種が16パーセント、AI(ここではディープラーニングを指す)を導入したときに業績が大きく伸びると予想される業種は全体の69パーセントを占めるといわれている。
逆に、AI活用がそれほど優位に働かない(またはAI以外の技術を使っても業績が伸びる)と思われる業種は15パーセントにとどまる。
AI導入は企業サイズにかかわらず“now or never”(今しかない)の状況だ。
「自分の業界には縁がない」「うちの会社は小さいから関係ない」とは言えない時代に突入していることがおわかりいただけただろうか。
メディアが取り上げる、規模の大きく敷居の高い事例だけを見て、「AIは大企業かIT企業だけのもの」と考えていると、致命的な遅れをとってしまう。
しかしこのことは、裏を返せば、今、正しくAIの導入をすれば飛躍的に事業を成長させるチャンスだともいえる。』

1996年から2018年にかけての22年間における、日本の成長率(名目GDP)は3%、とほとんど伸びていない。
しかし、同時期、フランスは73%、アメリカは155%、韓国は178%と大幅に伸びている。
この間に、いったい日本に何が起きたのか。
それは、日本だけが、デジタル革命に乗り遅れてしまったという事実だ。

しかし、このコロナショックにより、リモートでの仕事や、クラウド化、オフィスの分散など、今までできなかったことがこの何か月かで、強制的にデジタル化された。
だが、このコロナ禍が収まったら、すべての仕事を、コロナ前のやり方に戻そうという動きもあるという。
日本がデジタルで再生する最後のチャンスかもしれないのに、それをつぶそうとする動きだ。

業種業態や規模の大小に関わらず、今後、あらゆる企業はAIを活用しなければ、生き残ることはできない。
グーグルのエリック・シュミット氏は「このコロナによって、10年デジタル化が進んだ」と言った。
このコロナ禍において、全世界の子供から年配者までという、あらゆる年齢の人達が、強制的にデジタル化の洗礼を受けたからだ。

コロナショックによって、今後、デジタルシフト(あらゆる企業活動がデジタル対応になること)はますます加速する。
デジタルシフトを加速させることができる人でありたい
posted by Dr.モーリィー at 07:23| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

2020年06月25日

No 5659   【「好き」を突き抜ける】

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【「好き」を突き抜ける】

みうらじゅん氏の心に響く言葉より…



「ない仕事」とはつまり、そのときあまり誰も興味を持っていない、世間の注目を集めていないこと、と言い換えられるかもしれません。
1989年に、「吉本新喜劇ギャグ100連発」というビデオを企画したことがありました。
今でこそ、その名も全国に知れ渡る新喜劇ですが、当時はまだ東京では関西から移住してきた者の間でしか話題になっていませんでした。
また、新喜劇といえば様々な芸人さんのギャグが有名ですが、当時はそのギャグが単体で笑いを取るものではなく、舞台をよく見ている人だけがわかる、マニア向けのお笑いでした。

私は東京の関西人向けに、新喜劇のビデオが欲しいと、「個人的に」思いました。
そこですぐ誰も知り合いもいない吉本興業に、飛び込みで「ビデオを作らせてほしいのですが…」と電話をかけました。

このように、私の仕事は「あったらいいな」という気持ちで始まるのです。
「あったら絶対買う」と思えるかどうか。
難しい会社の事情や、それがヒットするかどうかなどは、乱暴な言い方ですが、どうでもいいのです。
もちろん、今売れているもの、注目されているものは、すでに「ある仕事」なので、そこには手を出しません。

「ギャグ100連発」は、吉本新喜劇がもうなくなるかもしれないというくらい衰退した時期に吉本興業からゴーサインが出て、東京でも陽の目を見ることになったのです。
私はそういった、絶滅危惧種を見分けるのが昔から得意なのです。

私がインターネットを使っていちばんよくやるのは、「出てこない言葉」を探すことです。
普通は世に出ているものを調べるのでしょうが、私の場合はこれから世に出したいもの。
そのネーミングなどが、まだ手を出していないものかどうかを確認するために検索するのです。

自分で新たな土俵=ジャンルを生み出せば、自分以外の誰も博士になれないわけです。
これは考え方においても同じです。

趣味は突き詰めなければ意味がありません。
対象そのものが好きだからぐらいでは困るのです。
サッカーのあるチームが好きだ、アイドルのあのグループが好きだ、将棋を打つのが好きだ、イタリア料理を作るのが好きだ。
すべて「そのまま」では何も生み出すことはできません。

私は俳優の田口トモロヲさんと「ブロンソンズ」というコンビを1994年から組んでいます。
60〜80年代、アクションスターとして一世を風靡したチャールズ・ブロンソンに憧れ、その生き様を学ぼうと結成しました。
ある程度の年齢の方ならご存知のとおり、ブロンソンはいまの尺度から考えれば、とてもかっこいいと言えるルックスではありません。
皺(しわ)だらけの顔にヒゲ、私は「ぶちゃむくれフェイス」と呼んでいます。

そして出演している映画は、ほぼB級アクション。
ブロンソンは70歳を過ぎても、日本では劇場公開されないようなアクション映画に出ていました。
しかもその内容はほとんど、愛する者を殺された主人公(ブロンソン)が、復讐の鬼と化して悪者を容赦なく懲(こ)らしめる、という展開のものばかりです。

そして私とトモロヲさんは、雑誌「スタジオ・ボイス」に、交互に悩み相談をする連載を売り込みました。
悩みを打ち明けられたほうは、文科系だと言えないような「仕事を選んでいるようじゃ、まだまだだぜ」といった力強いメッセージを、「ブロンソンになりきって」男気たっぷりに答えます。
今までに「ない」一風変わった人生相談コーナーとなり、人気を博しました。
その後、この人生相談をまとめた単行本『ブロンソンならこう言うね』や、ブロンソンの出演したCMソングと映画『大脱走』のテーマに、勝手な日本語詞をつけて歌ったシングルCD『マンダム〜男の世界/大脱走’95』を発売、1997年にはスチャダラパーや東京スカパラダイスオーケストラなどにも参加してもらい、アルバム『スーパーマグナム』を制作。
ブロンソンがお亡くなりになったときは、「ブロン葬」というお別れイベントまで企画、開催しました。

『「ない仕事」の作り方 (文春文庫)』

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みうら氏は本書の中でこう語る。
『普通、雑誌で記事になるのは「流行(はや)っているから」です。
しかし私の場合、まだ全く流行っていないものや事柄をあたかも流行っているように、アツく自分の頁で伝えていくのが仕事なのです。
たとえば「ゆるキャラ」を広める場合、必要なのは「接待」です。
皆さんは出版社やテレビ局が作家やタレントを接待していると思われているかもしれません。
確かにそれがほとんどでしょう。
しかし私の場合は、逆接待を行います。
編集者を酒の席に招き、ごちそうをし、酔っていい調子になられた頃を見計らってプレゼンするのです。
私の仕事は、いってみれば「一人電通(博報堂)」です。
企画を立てるのも自分、集めるのも自分、ネタを考えるのも自分、発表の場所や方法を考えるのも自分、そのために接待をするのも自分なのです。
前例のない、「ない仕事」をしようとしているのですから、そのくらいの接待は当然です。
黙っていても、いい扱いなどされないのです。』

みうら氏は「好き」を突き抜けると、「ない仕事」に到達するという。
「寝ても覚めても」という状態のことだ。
「好き」を途中でやめない、あきらめないということ。

これを続けると「出る杭(くい)は打たれる」の反対の、「出すぎた打たれない杭」になる。
日本では、とかく同調圧力が高く「人と同じことしなければいけない」という、暗黙のプレッシャーがかかる。
しかし、「ない仕事」は他と比較しようがないので、「出すぎた杭」と同様に、同調圧力はかからない。

「好き」を突き抜け、「ない仕事」を見つけたい
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2020年06月24日

No 5658   【大人こそ勉強を大切にしてほしい】

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【大人こそ勉強を大切にしてほしい】

東北大学加齢医学研究所教授、瀧靖之氏の心に響く言葉より…



脳はあなたが勉強を始めるのを待っています。
脳はやる気に満ちているだけでなく、成長できる準備がいつでも整っている器官でもあるのです。
脳を細胞単位で見てみましょう。
脳内は、「ニューロン」という特別な細胞がつながって、信号を交換し合っています。
しかし、このつながりは固定されたものではありません。

このニューロンの仕組みを、道路にたとえてお話しましょう。
私たちが学んで脳に取り入れた情報(勉強の内容や運動、お稽古の手順など)は、繰り返すたびに、強い情報となっていきます。
それはあたかも脳の中で、情報伝達のための「道路」が建設されるようなものです。
脳は最初、とにかくどんな道路もつくってしまいます。
そして徐々にその道路の使われる回数に応じて、
「この道路はよく使われるから『高速道路』にしよう」
「この道路はいらないから壊そう」
と判断し、効率よく脳を使えるように整えられていくのです。

このような脳の発達の仕方は、大人も子どもも同じです。
大人の脳内でも、スピードは緩やかになるとはいえ、その道路建設会社は仕事をし続けています。
ふだんからしっかりと仕事を与えていれば、どんどん事業を拡大して、道路建設のスピードはアップする(=脳が若く保たれる)でしょう。
これは80代になって、90代になっても変わりません。

このように、脳というのは自ら変化し、成長するという特徴を備えています。
これは「可塑性(かそせい)」と呼ばれます。
諦めなければ、その人なりのスピードで、脳はどんどん進化していく。
そして、そのスピードは上げていくことができる。

脳を動かさなければ錆(さ)びてしまうのは、機械も同じです。
再度動かすためには、動かし続けていたときの何倍ものエネルギーが必要になってしまうでしょう。
ですから大人になった私たちは、自分自身で脳の建設会社に、断続的に仕事を発注して、働かせ続けることが求められているのです。
これが、大人こそ勉強を大切にしてほしい、大きな理由です。

では、私たちがこれから、自分の思うように脳を変えていくために大切なことは何か?
それは、「知的好奇心」です。
脳の成長には、年齢も学歴も関係ない。
それが私たちの知っておくべき真実といえるでしょう。

前頭前野の刺激となる「勉強を続ける」ということは、明らかに脳の老化を防ぐ一つの方法です。
ですから、たとえば生涯に渡って勉強を続けられた方は、そうでない方と比べると、脳の老化は格段にスピードダウンするでしょう。
つまり「知りたい」「学びたい」「達成したい」といった意識を常に持っている人というのは、脳の機能が保たれるということが、もう明らかになっているのです。

『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「脳を本気」にさせる究極の勉強法』文響社

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「デジタルの未来 事業の存続をかけた変革戦略」(日本経済新聞社)という本の中にこんな文章がある。
『今なぜ、企業がデジタル化に真剣に取り組まなければならないのだろうか?
それは、生き残るための「必要条件」だからである。
いまだにデジタル化を、アタッカー(挑戦者)やディスラプター(破壊者)として既存市場に参入する新興企業が使う「ツール」に過ぎないと誤解している人たちがいる。
たしかにデジタル化は、テクノロジーがベースとなった革命である。
だがIT企業や新興企業だけに関係があるわけではない。
この革命は社会全体にあまねく影響を与え、その恩恵は企業、業界、政府、公的機関に及ぶ。
全ての企業がデジタル化から逃れられないし、むしろ既存企業は真っ先にデジタル化に取り組まなければならない。
特に長い歴史を持ち、確固たるビジネスモデルを確立し、優れたオペレーションを有し、業界でリーダーとなっているような企業は緊急性が高い。
そういった現在の優良企業が生き残るためには、デジタル化が必須だからだ。』

今、老いも若きも、我々が最も学ばなければいけないことは、「DX」というデジタルトランスフォーメーションだ。
アフターコロナがどうなるのか、という議論はさわがしいが、コロナ前からもこのDXは最重要事項だった。
それが、コロナが起きて加速し、この変化の動きは10年早く進んだといわれる。

大企業は言うまでもなく、中小企業にいたるまで、もし、リーダーがこのDXについて鈍感だったら、即刻リーダーを降りて、わかる人にバトンタッチするしかない。

それほど、事態は急なのだ。
リモートワークはすすみ、様々な価値観が変わった。

コロナが収束すれば、すべては元の状態に戻る、と思っている人は表舞台から消え去る人かもしれない。
なぜなら現状維持を望み、変革への努力をしてこなかった人だからだ。
反対に、これこそ、デジタル化への神の啓示だ、何らかの形でDXを加速させようと思う人は、生き残る可能性が高い。

「好奇心」と、「知りたい」「学びたい」「達成したい」といった意識を常に持ち…
勉強を大切にする大人でありたい
posted by Dr.モーリィー at 05:23| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

2020年06月23日

No 5656   【伊達政宗の、相手の期待を超えた「もてなし」】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【伊達政宗の、相手の期待を超えた「もてなし」】

ミシガン州立大学のエル・アライリ博士によると、人は誰かに優しくされると、その相手に恩義を感じて「お返ししたい」と考えるようになります。



これは「返報性のルール」として有名ですが、アリイリ博士によると、この返報性のルールが最も強く作用するのは「何の期待もしていない時に、他人に優しくされた時」ということです。
つまりサプライズで「もてなす」か、相手の期待を超える「もてなし」ができれば、その効果はより大きくなると言えるでしょう。

独眼竜と呼ばれ剛健なイメージの強い伊達政宗ですが、実は「もてなす」という術にとても長けた武将でした。
美食家だった政宗は、こだわり抜いた食事で客人を接待することが多かったようですが、いたずらに高価で珍しい食材を用意するのではなく、いかに相手をもてなし、感動させるかということに重きを射ていたようです。
政宗自身も、「主人が心を込めてもてなす姿勢が大事だ」と語っていたといいます。

江戸時代になると、政宗は江戸藩邸に将軍たちを招き、肴、汁物、香の物から菓子にいたるまで考え抜いた献立でもてなしました。
時には自らが膳を運ぶこともあったそうです。
1630年に江戸城二の丸で、政宗が3代目将軍家光を接待した際には、バリエーション豊かな献立に続き、空から降ってきた大きな鯉を政宗自ら料理するというパフォーマンスを披露したという記録が『徳川実紀』に残っています。
そして、政宗の「もてなし」に何度も感動した家光は諸侯の中でも特に政宗を優遇したといいます。

美食家の政宗が料理による「もてなし」を処世術として用いていたように、自分の得意分野を活かして、相手をもてなしてみましょう。

『仕事のストレスが笑いに変わる! サラリーマン大喜利』文響社

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佐藤富雄氏は、「おもてなし」についてこう語る。
『わたしの年齢は、普段仕事でお付き合いのある人たちより、たいてい上ですし、年収にしても同じでしょう。
ですから「おごられる」より、「おごる」機会のほうが、自然と多くなります。
しかしながら、できる人たちの中には、あとで必ず「お返し」をしてくれる人もいます。
決しておごられっぱなしにならないところが、人との付き合い方をさすがよくわかっていると思ってしまいます。
わたしは経験上、様々なものを味わってきましたし、お酒や、料理に対する舌も、おそらくはそれなりに肥えていることでしょう。
むろん、だからといってご馳走されたときに、「こんなものは要らないよ」と怒ることはないのですが、おもてなしを考えてくれる相手にとっては、それなりのプレッシャーになることは確かだと思います。
そんな事情を酌(く)んでか、皆さんいつも工夫してくれる人が多いのです。
たとえば、毎回のように洒落た店を見つけてきては、わたしの好みに合わせて、メニューなどもきちんとセッティングしてくれる人もいる。
こういった人たちの脳に何が起きていくかわかりますか?
「御馳走すること」によって鍛えられていくのは、他ならぬ自分自身なのです。
ですから「おごられ上手」になっているばかりでは、自分に「ひらめき」をうながしていくことはできません。
実は「おごり上手」になってこそ、皆さんの「ひらめき脳」は開発されていくのです。』(脳が悦ぶと人は必ず成功する)より

「おもてなしは「ひらめき脳」をつくる」ということ。
誰かを徹底的に「もてなそう」「喜ばせよう」と思うなら、相手の好き嫌いや、行動パターンを真剣に調べないと不発に終わってしまう。
かなり頭や知恵を絞らなければ相手は喜ばない。
しかも、それが経験豊かで贅沢を知っている人ならなおさらのことだ。

すると、それが自分の「ひらめき脳」を磨くことになる。
相手の期待を超えた「もてなし」をする経験を積み重ねたい
posted by Dr.モーリィー at 06:31| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

2020年06月22日

No 5654   【いいアイデアそのものには、価値などない】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【いいアイデアそのものには、価値などない】

《“完璧”にこだわらない》



いいアイデアそのものには、価値などない。
これから起こるであろう出来事を予測して、吹聴して回ってもしかたがない。

成功するのは実際に行動を起こす人物だ。
ノアが名声を得たのは洪水を予言したからではなく、方舟(はこぶね)をつくったからだ。

完璧な製品に仕上げようと頭を悩ます必要はない。
いつまでたっても世に出ない完璧なアイデアよりも、ちょっとくらい不完全でも、すぐに実現できるアイデアのほうが勝ちだ。
製品は、市場に出してから改良していけばいいのだ。

スティーブ・ジョブズは「本物のアーティストは出荷する」といった。
開発にかかわる社員たちに、はっぱをかけるための言葉だ。

経営コンサルタントのトム・ピーターズは、共著『エクセレント・カンパニー』のなかで、「成功を収めた企業はみな、行動を重視している」と述べた。

アメリカの格安航空会社「サウスウエスト航空」を創業した伝説的人物ハーバート・ケレハーは「戦略的プランとは行動することだ」と語っている。

大企業もこの哲学をとり入れている。
大手消費財メーカー「P&G」は、「試験崇拝」と呼ばれるシステムを導入した。
トップダウン方式をやめて従業員に主導権を渡し、現場で対処させるようにしたのだ。
そうすることで出荷期日が早まり、現場で解決しようとする意欲が生まれている。

『まじめなのに結果が出ない人は、「まわりと同じ考え方をしている」という法則 (単行本)』三笠書房

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我々は時々、「すごいサービス」や「画期的な商品」が出ると、「これ、前に私も考えたことあったんだよねぇ」などと言ってしまうことがある。
たとえ、世界で初めて自分が考えたとしても、それを実際に商品化しなければ、それは無いのと一緒だ。
それに、世界で初めて自分が考えたと思った時点で、同じようなアイデアを考えている人は世界中に百人以上はいるはずだ。

斎藤一人さんは「行動」についてこう語る。
『この地球は、行動の星なんです。
行動しなきゃ、思い描いているような成功や幸せは手に入らないんだよね。
その行動の原動力となるのが、あなたの「思い」であり、その思いが「理想の未来」を連れてくるの。
現実を形作っているのは、すべて自分の「思い」です。』(斎藤一人 絶対、なんとかなる!)より

「商品化するには、まだ時期尚早だ」「もうちょっと完成品に近づけてから商品化しよう」と準備しているうちに、他の人に先を越される。
もちろん準備は必要だが、準備ばかりしていて、実際のスタートを切ることができなかったら、レースに参加することさえできない。
走り出してからでも、修正はいくらでもできる。
しかし、走り出さないかぎり、レースは始まらない。

粗削りでも、完璧でなくてもいい…
「地球は行動の星」
走りながら考える人でありたい
posted by Dr.モーリィー at 05:06| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

2020年06月21日

No 5653   【議論は絶対に避けること】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【議論は絶対に避けること】

齋藤孝氏の心に響く言葉より…



学生でいる間は、みなさんもたびたび議論をしたことと思います。
ところが人を説得するのに、議論は何の役にも立ちません。
それどころか、社会に出ると議論すること自体が危険をともなう、と覚えておいたほうがいいでしょう。
なぜなら、議論をしてたとえ相手を打ち負かしたとしても、相手の意見は変わらないからです。

「議論に勝つ最善の方法は、この世にただ一つしかないという結論に達した。
その方法とは…議論を避けることだった。
毒ヘビや地震を避けるように議論を避けるのだ」
とカーネギーは言っています。

この教訓をカーネギーはあるパーティーに出席したさい、学んだのです。
パーティーでカーネギーはある男性と、引用句について、出典が聖書かシェイクスピアかで議論になりました。
カーネギーは確信があったので、出典がシェイクスピアであると主張したのですが、相手は「聖書の言葉だ。間違いない」とたいへんな剣幕で詰め寄ります。

するとその場に居合わせたカーネギーの友人が「確かに聖書です」と相手の肩を持つのです。
友人はシェイクスピアの研究家でもあったので、カーネギーはひじょうに驚いてしまいます。

パーティーの帰り道、カーネギーが友人に確かめると、友人は答えます。
「もちろん出典はシェイクスピアさ。でもめでたいパーティーの席でなぜ人の間違いを証明しなければならないんだ。証明すれば相手に好かれるのかね?」
カーネギーは議論をしても何の意味もないことを悟るのです。

どんなに議論をしても、相手の考えを変えられないのであれば、議論はたんなる自己満足に終わってしまいます。
その上、議論をすることで、友だちを失ったり、上司から嫌われたり、同僚から反感を持たれてしまうのなら、議論する意味はまったくありません。

私には大学時代に徹底的な議論をして、友だちを1人ずつ失っていったという悲しい経験があります。
当時の私は完膚(かんぷ)なきまでに相手を論破することを説得だと考え、誠実さと勘違いしていたのです。
その結果、友だちがどんどんいなくなっていったという反省を踏まえ、みなさんには議論をすることがまったく生産的でないとわかっていただきたいと思います。

もちろん企画会議などで、A案がいいか、B案がいいか、意見を言うのはかまいません。
ここで言う“避けるべき議論”とは相手を徹底的にやりこめるような議論のことです。
どちらが勝って、どちらかが負けてしまう議論だと、負けた方は恨みが残りますし、勝ったほうも大して得がありません。

そもそも人はほとんど変わらないのですから、たとえ朝まで議論して、相手の間違いを正しても、人は変わりません。
そこは自分の正しさを主張するのではなく、人間関係のほうを重視して、割り切る必要があるでしょう。

『齋藤孝が読む カーネギー『人を動かす』 22歳からの社会人になる教室』創元社

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萩本欽一氏は議論についてこう語る。
『「負けるが勝ち」よくこう言いますよね。
僕もそう信じています。
でも、なんで負けるほうが勝ちなんだと思いますか?
僕なりの理由はこう。
“負けたほうが運がたまるから”。
誰も必ず人と意見が衝突することがあるけれど、そういうとき「自分のほうが正しい」とか「議論に勝ちたい」って、つい思っちゃいますよね。
でも、そう思ったら負け。
勝とうとすると自分の運が減っていくんです。
だから言い合いになったときは、自分が正しくないかということより、運を減らさないことを大事に考えたほうがいいの。
相手が「てめえ、ばか野郎!」と言ってきたら、「あ〜あ、あの人、自分の運を減らしちゃったよ、その分をこっちがもらっちゃおうかな」と心の中で考えるの。
具体的な方法はどうすればいいかというと、謝っちゃうんです。
「そうか、悪かったね」とか、「ごめん、君の言う通りだよ」って言えばいい。
もう一つ大事なのは、自分が一歩引くことによって、相手に嫌われるのを避けられるっていうこと。
人に嫌われないっていうことは、すごく運になるの。
人生って結局、運をどれだけためられるかっていう勝負なんです。
だから、そのほかの勝負で勝とうなんて思わなくていいの。
だからバ〜ンと言われても、ぐっとこらえて言い返さない。
負けるが勝ち。』

議論になったとき、多くの人は、自分が正しいことを証明したがる。
逆に言えばそれは、「あなたは間違っている」と言い立てること。
そしてそれは、自分を認めて欲しいという思いの表れでもある。

しかし、議論に勝ったところで、相手は嫌な思いになり、段々と離れて行ってしまう。
いつも大声でまくしたて、人の話も聞かずに、一方的に自分の意見を押しつける人を好きになる人はいない。
だからこそ…
議論は絶対に避けること
posted by Dr.モーリィー at 23:36| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする