2018年12月30日

No 4934   【この世へ何をしにきたのか】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【この世へ何をしにきたのか】

稲盛和夫氏の心に響く言葉より…



私たち人間が生きている意味、人生の目的はどこにあるのでしょうか。
その根源的な問いかけに、私は真正面から、それは「心を高める」こと、「魂を磨く」ことにあると答えたいと思います。

欲に迷い、惑うのが、人間という生き物の性(さが)です。
放っておけば、私たちは際限なく財産や地位、名誉を欲しがり、快楽に溺れかねない存在です。
生きている限り、衣食が足りていなくてはなりませんし、不自由なく暮らしていけるだけのお金も必要です。
立身出世を望むことも生きるエネルギーとなるだけに、一概(いちがい)に否定すべきものでもないでしょう。

しかし、そういうものはいくらたくさん溜(た)め込んだとしても、どれ一つとしてあの世へ持ち越すことはできません。
この世のことは、この世限りでいったん清算しなくてはならないのです。
そのような中で、たった一つだけ滅びないものがあるとすれば、それは、「魂」というものなのではないでしょうか。

死を迎えるときには、現世でつくりあげた地位も名誉も財産もすべて脱ぎ捨て、「魂」だけ携えて、新しい旅立ちをしなくてはなりません。
だから、「この世へ何をしにきたのか」と問われたら、私は、「生まれたときより、少しでもましな人間になる、すなわち、わずかなりとも美しく崇高な魂を持って死んでいくためだ」と答えます。

様々な苦楽を味わい、幸不幸の波に洗われながら、息絶えるその日まで、倦(う)まず弛(たゆ)まず一所懸命に生きていく。
その日々を磨砂(みがきずな)として、人間性を高め、精神を修養し、この世にやってきたときよりも少しでも高い次元の魂を持ってこの世を去っていく。
私はこのことよりほかに、人間が生きる目的はないと思うのです。

昨日よりましな今日、今日よりよき明日であろうと、日々誠実に努め続ける。
その倦まぬ営みにこそ私たちが生きる目的や価値が、たしかに存在しているのではないでしょうか。

人生における労苦とは、己の人間性を鍛えるための絶好のチャンスなのです。
試練を、そのように絶好の成長の機会としてとらえられることができる人、さらには、人生とは心を高めるために与えられた期間であり、魂を磨くための修養の場であると考えられる人…そういう人こそが、限りある人生を、豊かで実り多いものとし、周囲にも素晴らしい幸福をもたらすことができるのです。

『「成功」と「失敗」の法則』致知出版社

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「ほほえみ読本」という小冊子の中に『捨てて』という詩がある。

『捨てて』
どんな大事なものでも
荷物はみんな捨ててください
自分のからだも捨てるんですよ
《三途(さんず)の川の番人のことば》

どんなにお金があろうが、何千坪もあるような豪華な家に住んでいようが、どんなにスタイルがよくて美人(美男子)であろうが、どんなに有名で役職があろうが、三途の川を渡る時は、みんな捨てていかなければならない。
この世に残していけるものがあるとするなら、それは人の心に残った思い出だけ。
それは、いい思い出も、嫌な思い出もある。

しかし、どうせ残すのなら…
どれだけ人が喜んでくれたのか。
どれだけ人の役に立ったのか。
どれだけ人に感謝されたのか。

それが、「人の心に灯をともす」ということ。

「この世へ何をしにきたのか」
少しでもましな人間になるため、日々、己の魂を磨き続けたい
posted by Dr.モーリィー at 19:05| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

No 4933   【人をやる気にさせるには】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【人をやる気にさせるには】

小林正観さんの心に響く言葉より…



あるところで話をしていたときに、32人の参加者のうち、8人が、中学か高校の先生だったことがあります。
話の本題が終わって雑談になったとき、私はその先生方に、こんなことを言いました。
「自分が中学生や高校生だったときに思ったことですが、方程式や単語を、生徒に教えることももちろん大切だったのでしょうが、先生からは、『なぜ数学という学問はおもしろいのか』『どうして英語というものに興味を持ったのか』『なぜ美術に惚(ほ)れたのか』という話を本当は聞きたかったのです。『この学問は、こんなにおもしろいところがある』『こんなに学問というものはおもしろい』という話をしてほしかったのです」と言いました。

フランス語にモチーフという言葉があります。
これは日本語で「動機」と訳します。
モチベートは「動機づけする」「やる気にさせる」という意味です。

このモチベートを名詞にするとモチベーション、motivation(動機づけること、やる気にさせること)になります。
私は、その先生方に「教育を考えるときに、このモチベーションということを、大きく取り入れていただきたい」とお願いしました。

例えば、数学の先生や英語の先生をしている人、あるいは美術の先生をしている人、というのは、その学問が嫌いであったはずはありません。
それが好きであったからこそ、その教師になったはずなのです。
そうであるならば、「なぜその学問が好きになったのか」「どんなおもしろさや深さがあるのか」を話すことによって、生徒にモチベート(動機づけ)できるかもしれません。

生徒に向かって、「なぜ勉強しないのだ」「なぜわからないのだ」というような、鋭い言葉を浴びせるよりも、その生徒をやる気にさせる、「なぜその学問が楽しいのか」ということを伝えていくことが、教育の大事な側面であるように思います。
人間の教育の中で、先生が与えるモチベート(やる気にさせる、動機づけすること)というのは、私たちが考えている以上に、大きな問題なのかもしれません。

『こころの遊歩道 「1日5分」で幸せを感じる方法論』イースト・プレス

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この人を「やる気にさせる、動機づけする」ということは、何も学校教育だけのテーマではない。
企業においても、これは同じだ。
特に、中小企業や商店において、この「楽しさ」を伝えることは大事だ。
自分の子息がいるにも関わらず、多くは都会に行ったり、役所や大企業に勤めてしまい、帰ってこない、継がない、というケースは多い。
もちろん、給料の問題はあるが(中小企業より大企業の方が総じて高い)、その根本には親が仕事の楽しさを伝えてこなかった、ということが多い。

また後継者問題だけでなく、親や大人の世代が、楽しそうに、面白がって、カッコよく仕事をしたり、勉強したりする姿を見せるのは大事だ。
子どもは、そんな大人を見てあこがれる。
つまり、理屈ではなく、行動で示すということ。

人をやる気にさせるには…
「楽しさ」を伝えることはとても大事だ
posted by Dr.モーリィー at 07:22| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする