2023年05月26日

No 6911   【ますます腰を低くして他人から学ぶ】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【ますます腰を低くして他人から学ぶ】

植西聰(あきら)氏の心に響く言葉より…


《人間は賢明になればなるほど、ますます腰を低くして他人から学ぼうとする。》(ロジャー・ベーコン/13世紀・イギリス)

「私はあなたより知識も教養もある」といった態度をあからさまに見せて、上から目線で相手に接する人がいます。
そのような上から目線の人は往々にして、実際には「賢明ではない」ことが多いようです。
つまり、本当の意味で、賢い人ではないのです。
ただ、賢い人のふりをしているだけなのでしょう。

本当の意味で賢い人は、上から目線で相手に接することはありません。
むしろ、賢い人ほど腰が低いものなのです。
賢い人とは、「自分にはない知識や経験を他人から教えてもらおう」という意欲が旺盛な人です。
だからこそ、腰を低くして、他人からたくさんのことを教わり一層賢くなっていくのです。

そのような「腰が低い人」には、限界というものがありません。
世の中の無限にいる他人から、知識や経験を学ぶことで、その人はたくさん賢くなっていくのです。
上から目線の人は、もともとそれほど賢くない上に、他人から学ぼうという意欲も弱いために、それ以上成長していけません。
成長したいのであれば、腰を低くして他人から学んでいく姿勢が大事なのです。

《上から目線の人に賢い人はいない》

『人生を動かす 哲学者の言葉 』永岡書店


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誰かが、「面白い情報」や「楽しそうな情報」を持ってきたとき、自分は何でも知っているというような自称「賢い人」は、「それ知ってる」「ああ、それ聞いたことある」などと、得意そうに言い放ってしまう。
するとその情報を持ってきた人は、いっぺんにシュンとしてしまう。
相手がきっと喜んでくれるに違いないと、ウキウキして言ったのに、その期待でパンパンにふくらんだ風船を、針でプシュと突き刺されてしまうからだ。
そういう仕打ちをされた人は、もうその人には二度と面白い情報を持っていかないようにしようと、固く決心する。
つまり、人から教えてもらおうという腰の低さが足りない、ということだ。

腰を低くして、人から学ぼうとする…
ますます腰を低くして他人から学ぶ姿勢の人でありたい
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No 6910   【福受け尽くすべからず】

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【福受け尽くすべからず】

植西聰(あきら)氏の心に響く言葉より…


宝くじが当たったことで、金銭感覚がおかしくなって自己破産したり、家族でお金を奪い合った結果、一家離散したり、人生がおかしくなる人がいます。
たとえば、イギリス人のカリー・ロジャーズという女性は、16歳のときに190万ポンド(当時の為替レートで3億6000万円)の高額当選を果たしました。
しかし、彼女は車や家や豊胸手術などですぐにお金を使いきった上に、前科者と結婚し、ドロドロの不倫騒動や薬物問題などにも巻き込まれて逮捕され、最後は破産寸前の状況になってしまったのです。

彼女がもし、高額宝くじに当たるという「大きすぎる幸運」がやってきたときに、「もっとまわりの人に分ける」という考えを持てていたら、その運命は変わっていたかもしれません。
「分福(ぶんぷく)」という言葉があります。読んで字のごとく、自分の幸福を人にも分けてあげるという意味です。

『運と友だちになる習慣 』日本実業出版社

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中国・宋の時代の法演(ほうえん)和尚の、自分を律するための戒め「四戒(しかい)」がある。

一「勢い、使い尽(つ)くす可(べ)からず」
勢いとは、調子のいいとき、勢いに乗っているとき、ブームの最中に、その運を使いつくさないこと。少し立ち止まって考えること。

二「規矩(きく)、行ない尽くす可からず」
手本通り、規則通りにやりすぎないこと。あまり杓子(しゃくし)定規にやると運が逃げていく。

三「好語(こうご)説き尽くすべからず」
正論を振りかざしたり、自分の考えや意見を押し付けすぎないこと。時には待つこと。言い過ぎれば運が逃げていく。

四「福受(ふくう)け尽くすべからず」
自分だけで福や幸運を独占しないこと。自分だけのものとすると早晩、運はなくなってしまう。

まさに、宝くじが当たったり、事業が大成功したようなときは、この「福受け尽くすべからず」だ。
人は調子に乗りやすい。
調子に乗っているときは、すべての福は自分のもの、自分が呼び寄せたものだと勘違いしてしまう。
そして、まわりへの配慮、すなわち、「感謝」や「おかげさまの心」がなくなる。

もし、自分に幸運が訪れたら…
福を、まわりの人たちに分けることができる人でありたい
posted by Dr.モーリィー at 05:23| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

2023年05月25日

No 6909   【人に能力の差はなく、 あるのは習慣の差だけ】

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【人に能力の差はなく、 あるのは習慣の差だけ】

習慣形成コンサルタント、吉井雅之氏の心に響く言葉より…


私はいつも、講演やセミナーを受講してくださった方々に「人に能力の差はなく、 あるのは習慣の差」 という言葉を伝えています。
今現在の私たちは全員、 過去に何を思い、何を反復してきたかの「結果」でしかありません。
つまり、「能力」とは生まれたときに備わっているものではなく、あとから身につけるもの、というよりも、身についてしまったものなのです。

たしかに、 生まれつきの 「知能指数」 や 「運動神経」といったものはあるのかもしれません。
しかし、勉強や仕事といった 日々の作業や行動においては、そうした先天的なものよりも、 毎日の繰り返し (習慣) が与える影響のほうが、はるかに大きいです。

私の師であるイメージトレーニング指導者・西田文郎(ふみお)先生の 言葉に、「成功は 『才能』ではなく『習慣』である」というものがあります。
さらに西田先生は、数ある習慣の中でも、もっとも大事なのは 「肯定的思考」と「ほんの少し人より多めの努カ」 であると述べています。

私はこれまで、習慣形成コンサルタントとして数多くの方々 を指導してきましたが、 この西田先生の言葉の「正しさ」には、正直、驚かされるばかりです。
本当にたくさんの方々が、日々の些細な積み重ねで、1年後、3年後、5年後と、大きく変化し、どんどん自己実現していく姿を見てきました。
そんな人たちの中には、「毎日必ずアポ取りの電話を10本かける」と決めて、1年間、同じことをコツコツと続けた結果、営業所でトップの売上をあげた人もいました。
また、「出会った人に心を込めてメールを書く」 と決めて、それを続けたことで、会社内でお客様のリピート率・紹介率ともにナンバー1になったという人もいました。

仕事をするうえで、「自分には無理そう」「こんな仕事はしたくない」などと否定的な気持ちが浮かんだら、「自分ならできるはず」「面白い仕事になりそうだ」と、まずは「肯定的思考」に切り替えること。
そして、「ほんの少しの努力」を続けること。
この2つを習慣化するだけで、 必ず道は開けます。

今のあなたは、過去の習慣がつくり出したものです。
ということは、これからの行動の積み重ねや、習慣を活用することで、必ず、 あなたの未来は変わります。

《「肯定的思考」 と 「ほんの少しの努力」2つの習慣を身につけるだけで人生は変わる》

『仕事ができる人になる思考習慣 』大和書房

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《何かに挑戦したら確実に報われるのであれば誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なこと。》(羽生善治)

これを継続すれば、確実に結果が出るとわかっていたら、誰もが続けることができる。
しかし、続けたとしても無駄になるかもしれないと思ったら、多くの人は二の足を踏む。
だからこそ、そこに「肯定的思考の習慣」が必要となる。
どんなことがあっても、あきらめない、そして、前向きな情熱とモチベーションを持ち続けることができる「肯定的思考」だ。

凡人が世間で頭角をあらわす唯一の方法が「継続」だ。
小さなことをコツコツ続けていると、いつか、とんでもなく遠くまできていることに気づく。

ウォルト・ディズニーは、夢をかなえる秘訣は、4つの「C」に集約されるといった。

それは、「Curiosity – 好奇心」「Confidence – 自信」「Courage – 勇気」そして「Constancy – 継続」。

好奇心と勇気と自信を持って…
小さなことをコツコツ続けることをいとわない人でありたい
posted by Dr.モーリィー at 07:00| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

No 6907   【人生を無駄にする三つの行動】

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【人生を無駄にする三つの行動】

出口治朗氏の心に響く言葉より…


《人生は九九パーセント失敗する》

最近よく思うのは、人生を無駄にする三つの行動です。

1.「済んだことに愚痴を言う」

2.「人を羨ましいと思う」

3.「人によく思われたいと思う」

人生を無駄にしてもいいと考える人は、この三つをぜひやってください。
無駄にしたくない人は避けていただきたいのですが、人間は三番目に書いた「人によく思われたいと思う」ことから逃れるのが最も難しいのです。
なぜなら、人間は虚栄心が強く、プライド、自意識ともに過剰な生き物だからです。

人によく思われたいと思えば、失敗する姿を人に見せたくないと考え、チャレンジをしなくなっていきます。
やがて八方美人的に振る舞うようになり、結局のところ自分の思いと行動が乖離(かいり)していくので、それが自分を苦しめることになります。
そういう事態に陥らないためにこそ教育が必要なのです。

教育の本来の目的は、生きるための武器を与えることです。
歴史の年号や三角方程式の解法を記憶することも大事ですが、学校でまずもって教えるべきは、人間と人間がつくる社会に対するリアリズムの感覚だと思うのです。

そもそも、チャンスを手に入れた(舞台でうまく踊れた)からといって、やりたいことをやり遂げることができる人は一〇〇人中一人ぐらいしかいないことを知っておくべきです。
少し長いレンジで歴史を眺めれば、一〇〇人中九九人は失敗していることが容易にわかります。
しかも行動した結果は、後の時代にならなければわからないケースがほとんどなのです。
それさえ知っていれば、仮に失敗したとしてもショックを受けることはありません。
大切なのは「九九人が失敗するのだからチャレンジしない」という結論を導き出さないことです。
九九人が失敗するとしても、チャレンジしなければ世界を変えることはできません。

今みなさんが生きている社会は、かつて一〇〇人が変えられると思って挑戦し、一人が成功したからこそ成り立っているのです。
世界を変えようと思う人がたくさんいなければ、一パーセントの絶対数が少なくなり、社会が変わる可能性はそれだけ低くなってしまいます。
チャレンジする自分が、九九パーセントに入るか一パーセントに入るか、それは死ぬまでわかりません。
むしろ死んだあとにしかわからないことのほうが多いのです。

キリスト教の創始者イエスは三〇歳ぐらいで刑死したので、失敗した人の典型とも言えそうです。
しかし、キリスト教は今や世界を取り仕切っている大宗教の一つです。
イエスの生涯を見ると、死んでから何百年、何千年も経って成功する例が多々あることがわかります。

チャレンジしているそばから、成功するか失敗するかということを 考えても仕方がないのです。
チャレンジすることは尊く、失敗は珍しいものではない。
むしろ成功することのほうが稀なのだから、めげる必要などまったくない。
子どもにはそういうファクト(事実)を教えたほうがいいと思います。
日本でもアメリカのように、失敗することが次の飛躍のための経験になるという考え方を教えるべきでしょう。

『「働き方」の教科書: 人生と仕事とお金の基本 (新潮文庫) 』

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1.「どんなに悔いても過去は変わらない。どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない。いま、現在に最善を尽くすことである。」(松下幸之助)

済んだことにいくら愚痴を言ったところで、過去を変えることはできない。
何時間愚痴を言おうが、事態は一ミリも変わらない。
できることは、現在、只今、できることにベストを尽くすだけだ。

2.「他人をうらやんだりしても、自分は豊かになれない。」 ( 竹村健一 )
「嫉妬」や「ねたみ」という不幸は、他人との比較からはじまる。
嫉妬は、他人への批判や、悪口、さらには怒りという感情にもなってしまうからだ。
『「のに」がつくと愚痴になる』という相田みつをさんの言葉がある。
「あんなヤツ、たいしたことなかったのに」、「オレのが年上なのに」と、他人と比較すれば愚痴になる。

3.『恥をかき続けた27年間を終わってみて、「人間は、恥ずかしさという思いに比例して進歩するものだ」と、気がついた。それが「修行」。「恥ずかしい」と感じることから進歩は始まる。』(野村克也)
「恥ずかしがりや」の特徴は、「失敗をおそれる」ことからきているという。
それは「人によく思われたいと思う」気持ちの裏返しだ。
しかし、「失敗を一度もしなかった人は、挑戦を一度もしなかった人」でもある。
人は、恥ずかしいという思いに比例して進歩するという。

いつくつになっても…
チャレンジすることを恐れない人でありたい
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2023年05月23日

No 6906   【人生を楽しんでいる人は、健康寿命が長い】

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【人生を楽しんでいる人は、健康寿命が長い】

東海大学医学部教授、川田浩志氏(ひろし)の心に響く言葉より…


ロンドン大学のアンドリュー・ステップトゥ教授らの研究グループは、六〇歳以上の男女を対象に、生活や人生を楽しんでいる意識を調査して、それらと将来の身体機能との関連性について検討してみました。
彼らは、以下の四つの項目:

1.自分がすることを楽しんで行っている

2.他人といることが楽しい

3.振り返ってみると自分の人生は幸福だ

4.最近エネルギーに満ちているように感じる

について、「まったく自分にはあてはまらない」という場合を0、「ほぼあてはまる」という場合を3として、0~3の数字を被検者に選んでもらいました。

そして、 四つの項目について選んだ0~3までの数字の合計と、人々のその後の身体機能の変化との関係について、追跡調査を行いました。
その結果、四つの項目すべてに3を選んだ(つまり合計が12) 「人生を楽しんでいる意識」の高い人たち(男性の二一%、女性のやはり二一%)は、数字の合計が9 以下であった、人生を楽しんでいる意識が比較的低い人たち(男性の二三%、女性の やはり二三%)に比べて、将来、身体機能になんらかの問題を抱えて日常生活に支障をきたす人の割合が明らかに少ないことがわかりました。
つまり、人生を楽しんでいる人ほど健康寿命が長く、その分、人生をさらに長く楽しめる、ということが示されたのです。

『医学データが教える 人生を楽しんでいる人は歳をとらない 』ディスカヴァー

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論語の中では、「楽しむ」という状態をこう言っている。
子曰く、「これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。」と。
孔子先生は言われた。「物事をよく知っているという人は、そのことを好きな人にはかなわない。また、それをいくら好きであっても、それを楽しんでいる人にはかなわない」。

「好きこそものの上手なれ」
とは千利休の言葉だとされているが、仕事にしても趣味にしても、それが好きだったら、必ず上達する、ということ。

そして、好きでやっている人より、それを楽しんでやっている人にはもっとかなわない、という。
たとえば、人生を「修行」だと思っている人は、困難や苦労に打ち克つと思っている。
だから、周りの人にも「苦労」や「困難」を乗り越えることが必要だという。
しかし、楽しんでいる人は、そもそも、苦労や困難を感じない。

楽しんでいる人にも、「嫌なこと」は山ほど起こる。
しかし、楽しんでいる人は、嫌なことや、困難なことを、ゲームのように面白いことに変えたり、笑いに変えたりして、楽しんでしまうことができる。

好きでやっている人は、他人へ影響力は少ないが、楽しんでやっている人は周りに大きな影響を与える。
あんなふうになりたいな、と。
好きは個人の感情だからだ。

どんな状況になろうと…
人生を楽しめる人でありたい
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2023年05月22日

No 6905   【「私はツイてない」といい続けると人は離れていく】

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【「私はツイてない」といい続けると人は離れていく】

小林正観さんの心に響く言葉より…


あるとき、六十歳前後の女性が私に質問をしました。
話し始めて四十秒ほど経った頃に、私は言いました。
「あなたは相談の形をとっているけれども、今言ってることは、不平、不満、泣き言、 悪口、文句ですよ」と。

その女性の話はこういうものでした。
大きな商業ビルの中に、その女性は何かのお店を持っていたそうです。
ビルが全面改装することになり、次に彼女に与えられた場所は端の所でした。
お客さんが全然来なくなり、売上げも上がらない。
どうしたらいいだろうか、という質問でした。

その女性は、立地条件が悪くなったのでお客が来なくなったと言いましたが、そのお店には、これまでお客さんはついてなかったのでしょうか?
私はこのように言いました。
「今まで人の流れのいいところにいて、店の売上げは確保できていたけれど、今は売上げが悪くなったということを、百人以上の人に言いましたか?」
「はい、言いました」
「公言して回った人たちは、その後、お店に来ていますか?」
「いえ、来ていません」
「そうでしょうね。それを聞いた人は、みんな来なくなりますよね」

つまり、私はついてません、天上界から見放されています、愛されていない人間です、と百人以上の人に公言したということ。
彼女の話を聞いて、この人のお店に好意を持たないでしょう。
反対に、私はついてるんです、宇宙からも神仏からも、多くの人からも応援してもらっているのですよ、と言うとそれを聞いた人は、「この人のそばにいたら何かいいことがありそう」と思います。
その人がいつもニコニコして、「なんの努力もせず、みなさんのお蔭でここまでやってこれました」と言っていたら、その商業ビルの責任者は、「そんなに運がいい人なら、一等地に据えようか」と思ったかもしれません。

今までその女性は商売を続けることができ、暮らしてこれました。
それにもかかわらず、その人の口から出る言葉は、すべて「気に入らない」ということでした。
九千九百九十九個も恵まれた環境にいるのに、気に入らない一つを挙げて、「これをなんとかしてくれ」と文句を言っているのです。
それを聞いている神様は、とても悲しく空しく思うのではないでしょうか。

私たちは、自分がどれほどついているかということに、気がついたほうがいいようです。
自分がどれだけラッキーでついてるか、と言っていると周りの状況や人間関係が一変していきます。

『無敵の生きかた みんなが味方になる 』廣済堂出版

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もし仮に、自分で商売をやっている人が、不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句、ツイてない、と周りの人やお客さんに言っていたとしたらどうだろう。
そんな、暗くて、ツイていない、まわりから愛されてもいない、嫌な気分の店に行こうとは思わなくなる。
それは、店の中だけでなく、何かの会合や、飲み会や、同窓会などで言ったとしても、同じだ。

商店主は自分で看板を背負(しょ)って歩いているようなものだ。
その商店は、自分の分身。
これは商店でなくても、中小企業の社長や責任者でも同じこと。

また、自分の苦労や困難や不運などを売りにするのも同じ。
それは、重くて、暗くて、つらくて、ジメジメして、テンションが落ちる話。
人は、明るくて、笑えて、軽くて、テンションが上がる話を聞きたい。

「自分がどれだけツイていないか」といい続けると、自分と関係のある、友達、家族、周りの人たちも同じように「(あなたも)ツイてない仲間」「あなたのせいでツイてない」と言っているようなもの。
だから、「私はツイてない」といい続けると人は離れていく…
周りの人たちに「おかげさま」といつも感謝する人でありたい
posted by Dr.モーリィー at 06:02| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

2023年05月21日

No 6904     【人生は、たくさん覚えているほど豊かになる】

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【人生は、たくさん覚えているほど豊かになる】

渡部昇一氏の心に響く言葉より…


戦後教育の大きな間違いの一つは暗記を軽視したことでした。
「独創性」とか「個性」といった耳障りのいいキャッチフレーズに惑わされて、暗記することの重要性を忘れてしまったのです。
「独創性」や「個性」は蓄積された記憶から生まれるもので、記憶の絶対量が少ないと何も生まれてきません。

数学者として世界的に有名だった文化勲章受章者の岡潔先生は「とにかく十代の頃は反吐が出るほど暗記したほうがいい」とおっしゃっていました。
なぜ、記憶は多いほうがいいかと言えば、それによって「ものの感じ方」が変わってくるからです。
たとえば、目の前に満開の桜を見たとしましょう。
日本人も外国人も、たいていの人はきれいだと感じます。
ここまでは同じかもしれません。

ところが、日本人の多くは「久方(ひさかた)の光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」(紀友則・きのとものり)という和歌を知っています。
すると、その和歌を知らずに見る外国人とでは、同じ桜でも感じ方が違ってくるはずです。
さらに――。

●花の色はうつりにけりないたづらに わが身よにふるながめせしまに(小野小町)
●人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の香(か)に匂ひける(紀貫之・きのつらゆき)
●もろともにあはれと思へ 花よりほかに知る人もなし(行尊・ぎょうそん)
●願はくは花の下にて春死なむ その如月(きさらぎ)の望月(もちづき)のころ(西行)
●吹く風を 勿来(なこそ)の関とおもへども 道もせに散る 山桜かな (源義家)

こういった和歌が次々に出てきたらどうでしょうか。
和歌だけではなく、俳句や漢詩、童謡にも桜を詠ったものがたくさんあります。
それらを思い浮かべ ながら見たほうが、桜は絶対に美しいし、花見は楽しくなるはずです。

あるいは、草の生い茂った秋の庭を見て「あっ、草刈機で切らなきゃならんな」と思う人もいれば、「我が屋戸(やど)の いささ群竹(むらたけ)ふく風の 音のかそけき この夕べかも」という大伴家持(おおとものやかもち)の歌を思い出す人もいるのです。

情緒や感性というものは、何らかの記憶がないと生まれてきません。
ユダヤ人は総体として知的水準が高いですが、その原因は子どもの頃にタルムード (ユダヤ教の口伝の集大成)を徹底的に暗唱させられるからだと言われています。
ものを覚えること、暗記することは非常に重要なのです。 暗記しているということは、そのことを意識しないでいる時でも、微妙に脳細胞に働きかけ続けているのではないか、と私は思っています。
数学者でも、定理の多くを容易に暗記し、直観の一部ぐらいになっていなければ、独創的な研究には入れないと聞いています。
「子どもの時、お経を暗記させられたことがのちの知力と関係があったのではないか」という主旨のことを瀬島龍三(せじまりゅうぞう)氏(二〇〇七年、九五歳で死去)に聞いた記憶があります。

現代ヨーロッパ人の知力が、つまりゲルマン人と言われた系統の諸民族の知力が最初に開花した感じがするのは、ラテン文法を暗記することから始まった 中世の学校制度のおかげとも思えますし、次いで宗教改革で『聖書』を庶民も読み、それを暗記する習慣が普及したことが、近世ヨーロッパの誕生と脳内的に関係あったと考えてもよいのではないでしょうか。
子どもの知力を伸ばしたいならば、何か暗記させよ。
「般若心経」でも、「百人一首」でも「寿限無」でも。

初老以降の人間が知力を維持したいと思うなら、何か暗記せよ。
英語の諺でも、漢文の名文句でも、唱歌や流行歌の歌詞でも――と言いたい。

『60歳からの人生を楽しむ技術 (祥伝社黄金文庫) 』

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発想力を鍛える最も基本的な方法は「知識と経験」を増やすことだという。
発想は、知識と知識、それに自分の経験を組み合わせたものだからだ。
何もないところでは、新たな発想は生まれない。

また同様に、知性や教養があればあるほど、人生は楽しめる。
知性や教養がある人は、話の幅が広く、会話が面白くて相手を飽きさせない、つまり、面白い人、興味深い人、また会いたい人だ。
だから、知性や教養があるかないかは、ひとこと話をすればすぐにわかる。
その元にあるのは「語彙力(ごいりょく)」だ。
ボキャブラリーが少ない人は話に深みがなく、薄っぺらになってしまう。

語彙力を増やすのに一番必要なのが「読書」。
「人生は、たくさん覚えているほど豊かになる」という言葉を胸に刻みたい
posted by Dr.モーリィー at 23:30| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

No 6902   【アウトプットを意識したインプットをしよう】

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【アウトプットを意識したインプットをしよう】

明治大学教授、齋藤孝氏の心に響く言葉より…



私の担当する大学の授業では、授業の最後に学生たちに一言コメントを書いてもらうことにしています。
コメントは、成績とは無関係です。
今日の授業で何がポイントだったのかを自分の言葉でまとめてもらうことと、それについての自分の考えを一言で述べてもらうためです。

授業で聞いて理解したことを、改めて自分の言葉でアウトプットするということです。
何も、ノートを提出するわけではありません。
授業の要点を端的にまとめることと、その ことについての意見、感想を一言付け加えること。
これが毎回の課題です。

知識や情報を得ることはもちろん大事です。
しかし、得ただけでは意味をなさない。
それを使いこなして、別の新たなアイデアに活かすことが、知識や情報を得ることの真の目的であるべきです。
そのために、自分の言葉でアウトプットするという習慣が必要なのです。

アウトプットを求められるからこそ、インプットが意識的になり、質の高いインプットができるようになる。
アウトプットを前提として聞くことによって、効率的にインプットの質を高めることができるのです。
私は、アウトプットを前提としないインプットは、ほぼ聞いている「つもり」なのではないかと思っています。
どう自分の言葉にしようかと考えながら聞くから緊張感を持って聞くことができる。
こ れぞ複合力の聞き方です。

『AI時代対応 大人の知的習慣 「複合力」こそが究極の効率化である 』KADOKAWA


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アウトプットを意識すると、インプットの質が格段に上がるのは確かだ。
たとえば、講演が終わったあと、必ず質問しようと思って聞いていると、講演の内容が一段と頭の中に入ってくる。
そして、同時に「質問」も精度のいい質問となる。
精度のいい質問とは、講演している人が思わず「いい質問ですね」というような質問。
その質問をすることで、講演者が言いたかったこと、言い足りなかったこと等を、思わず時間を忘れて答えてしまうような、的を得た質問。
同時に、「聴衆も質問してくれてよかった」と思えるような、講演者、質問者、聴衆の3者が喜ぶ質問だ。

これは、読書においても言えること。
たとえば、SNSに読書ブログを書くというようなアウトプットを前提に本を読むと、インプットの時間すなわち、読書の時間は相当短くなる。
慣れてくると、速読と同じようになる。
それは、アウトプットをする箇所が鮮明になり、それ以外のページを流し読みできるからだ。
不思議に、アウトプットしようと思う箇所だけが目に入る。

インプットの質を高めるために…
アウトプットを意識したインプットをする人でありたい
posted by Dr.モーリィー at 07:19| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

No 6901   【楽しみながら生きていく】

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【楽しみながら生きていく】

斎藤一人さんの心に響く言葉より…


普通の人は、苦労して、苦労して、やっと成功をつかむと思ってるんだよね。
だけど、それは、私は、楽しみながらでもつかめるんだ、っていうふうに思ってるんだよね。
苦しんで、努力してやっとつかむ、だから、仕事は大変なものなんだ、と思っ てる人と、富士山だって、もうつらくて、つらくてと言いながら、上に登る人 もいるけど、楽しいねえとか、景色いいねえとか、花が一個咲いてたって感激 したり、そう思いながら、登ることもできるんですね。

だから、楽しみ型の経営者が、あまりにも少ないということと、実戦で私が勝たないと、楽しんで仕事する経営者がふえていかないからね。
勝つというのは、ちゃんと利益を上げて、ちゃんと儲かっていれば、こういうやり方もあるんだとかね、部下をどならなくてもいいんだとか。
ほんとうに、人に親切にしようとか、なんか甘っちょろいこと言ってるようだけど、実際にやってみるとけっこう大変なんですよ。
今日一日、人に親切にしようと。 これはほんとうに気持ちいいんだよ。

だけど、毎日やるって大変だよね。
奉仕のつもりで働こうって、それも楽しくだよ。
楽しくね、やってみる。

楽しみ型と苦しみ型があるんだとしたら、楽しみ型の代表になりたい。
楽しみっていうと、パチンコに行くとか、競馬に行くとか、遊びに行くことばっかり考えるんじゃないですよ。
そうじゃない。
仕事を楽しみながらやる。

100大変なことがあったら、100全部は楽しくならないかもしれない。
でも、楽しいねとか、こうやろうよ、とか言ってると、100の苦しみが50でも30でもへるんじゃないか。
楽しみながらやる、どうせやらなきゃならないんだから、苦しみながらやるんじゃなくて、楽しみながらやる。
楽しみ組が勝ったよって言いたいんです。

今、そういう時代になってきたから。
昔は野球でも怒ってばっかりいる監督とか、バレーボールでも女の子に球ぶつけて悦に入ってた監督とかもいて、あれはあれでよかったんだけど、今は時代が変わって、怒ってばかりいる人は、なぜか勝てないんだよね。
いい時代が来たよね。

時代、時代で悪いことはないんだけど、楽しみながらやろうよって。
楽しみながら一番になりたいっていう。
楽しみながらでもできるんだよっていうことが伝えられたらうれしいし、今もそう思ってやってます。

《一輪の花に感激しながら、山に登ることもできる》

『幸福力 』マキノ出版

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小林正観さんは、すべてこの世に起こることは、良いも悪いも、幸も不幸もなく、「現象は全部ゼロ」だという。
それを「不幸だ」、「幸福だ」と思う自分がいるだけ。
苦労も同じで、そのことを「苦労」と思う人がいて、「楽しい」と思う人がいるだけ。

商店街のお店の後継者問題がよく話題になる。
跡継ぎがいないという話だ。
もし、その商店主が「毎日が苦労の連続だ」「しんどい」「苦痛だ」と不機嫌に言っていたら、跡を継ぐ人がいるわけがない。
「仕事は楽しいなぁ」「毎日が面白い」「エキサイティング!」と笑って毎日を過ごしている商店主がいたら、誰だってそのお店をやりたくなる。

斎藤一人さんのいう「楽しみ型の経営者」だ。
これは商店街のお店だけでなく、どの商売にも言えること。
そのためには、「儲け方が上手」でなければならないし、「人間関係も上手」でなければならない。

笑いながら、楽しみながら、生きていける人でありたい
posted by Dr.モーリィー at 07:13| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする

No 6899   【人から声がかかる人】

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おいちゃんのお気に入りブログ【人のこころに灯をともす】からの転載です

【人から声がかかる人】

高橋浩一氏の心に響く言葉より…



前の部署の先輩は、あなたのことをポジティブに評価してくれていて、今でもアドバイスをくれるような関係を築けていたとします。
「自分が人の心を動かすことができていたとき」の話を、その先輩に聞いてみたら、あなたの強みを活かすコツがわかります。
まずは聞きやすい人に聞いて、自分の「強み」を理解すれば、強みを発揮した行動をとりやすくなるのです。

見えない相手(評価してくれない上司の胸の内)に対して、どれだけ悩んだり、あるいは一生懸命頑張ってみても、その努力は空振りに終わりがちです。
どう頑張ったらいいのかがはっきりしないままだと、やがて疲れてしまいます。
しかし、過去にあなたのことを 褒めてくれた人には、それに値する理由が何かあったはずです。
あなたがその相手の心を動かした「実績」に対して深掘りすることで、努力の方向性がクリアになっていきます。

人は社会生活を営む生き物ですから、一緒に時間を過ごしたいと人から思ってもらえなければ、活動の範囲が限られ、人生の選択肢が狭まってしまいます。
反対に、人の心が動く瞬間に詳しくなり、自分の強みを発揮するコツさえつかめれば、あなたの世界はどんどん広がっていくのです。

強みを発揮して声がかかるようになると、いろいろな変化が起こります。
○特定のことで頼りにされる場面が多くなる
○社内で名指しの相談や依頼がくる
○社内で立ち上がったプロジェクトメンバーに誘われる
○上司から引っ張られる(社内での場合もあるし、転職した上司から誘われることも)
○ヘッドハンターや人材エージェントから案件がくる
○社外から、コラボの依頼がくる
○人生の先輩から、チャレンジングな機会へのお誘いがくる
○知人に、手伝ってほしいと頼まれる
○会社や個人のHP、SNSに仕事の依頼がくる
○得意分野が確立されていて、執筆や講演の依頼がくる

「声がかかる」というと、有名だから声がかかるのだと思われがちです。
しかし、今有名になっている人物も、過去に人の心を動かし続けてきたからこそ、多くの人に必要とされ、声がかかっているのです。
何もせずにただ待っているだけでは、声は かかりません。

「自分には、まだ名乗れるような専門領域もないし...」と悩まれる方もいますが、焦って無理やり、にわか専門家になる必要はありません。
人に対して、強みを活かした貢献をすることで、相手の心が動く。
この繰り返しによっ て、あなたの強みを認識する人が増え、「声がかかる人」になるのです。

『なぜか声がかかる人の習慣 』日本経済新聞出版

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高橋浩一氏は、「人の心が動く瞬間」は、自分の想像とは違うところで、相手の心が動いている、という。
たとえば、採用面接のとき、「実は、面接終わり際のあいさつがとても好印象で、心が動いて採用を決定した」というとき、自分は自己PRがよかったのだと思っていたのに、予想外のところで評価されたというような場合。
あるいは、結婚を承諾するかどうか悩んだ末、相手が受け入れてくれたのは、「実は食事の際の、言葉遣いや、食べ方がとてもきれいで、心が動いた」ということもある。
相手の心がどう動いたのかは、聞いてみないとわからない。
実際に確かめてみると、多くの場合、自分の想像と違うところで心が動いていることがわかっているという。
だから、相手の心が動いた瞬間にこそ真実がある。

ダニエル・ピンク氏は「人が仕事をしているうち4割は、「誰かに対して動いてもらうためのコミュニケーションをしている時間」だという。
人に対して動いてもらう力を上げるためには、「どんなポイントで心が動いたのか」の質問を積極的にぶつけるのが効果的だという。

なぜなら、「人生の大事な場面では、他人に決定権がある」からだ。
「会社に就職」「自分の望む相手と結婚する」等々。
就職も結婚も、最終的には相手に決定権がある。

だからこそ、「相手がどんなポイントで心が動いたのか」を知る必要がある。
それがわかれば、自分の強みもわかり、結局は「人から声がかかる人」になれる。

「人から声がかかる人」は魅力的だ
posted by Dr.モーリィー at 05:06| ちょっと気になる善い言葉 | 更新情報をチェックする